薄いばんそうこうのような形で、
皮膚に貼って健康状態をチェックするウェアラブル(身につけられる)端末を
24日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに発表した。
低コストのため、センサー部分を使い捨てにした製品を作れる可能性があるという。
チームはセンサーをつくる際、
材料を削ったり、載せたりしていく半導体技術ではなく、
ナノ粒子やカーボンナノチューブなどを溶液に交ぜたインクを使う。
印刷技術によって薄いフィルムの上に、
身体の動きの量を測るセンサーを作った。
加速度センサーなどを搭載し、感度は低いもののきちんと計測できた。
同じ技術で、皮膚の温度や、浴びた紫外線の量、
心拍数を計測するセンサーも作製。
まとめて長さ10センチ、幅3センチ、最大の厚さ1ミリのシート状にした。
無線通信する回路や電池は開発途中で、
価格が高くなる部分は再利用可能にすることが考えられるという。
ウェアラブル端末は腕時計型やブレスレット型が普及しているが、
この技術では胸や腕などの皮膚に貼り付けられるのが特徴だ。
竹井さんは
「将来は使い捨てる部分を1枚100円以下で
作ることが出来るようになるかもしれない」と話す。
『肌がディスプレイになる腕輪』の事。
『ウエアラブル機器はどこに身に付ける?』の事。
『身につけるコンピューター、普及の兆し』の事。
『米アップルが腕時計型?「iWatch」商標登録』の事。