自転車を街中のあちこちで好きな時に借りて返却できる「コミュニティーサイクル」が、
富山市と北九州市で3月から相次いで始まった。
期間限定の実証実験は各地で試みられていたが、事業化は初めて。
バスなどと並ぶ新たな公共交通として、脱マイカーを促す可能性も秘めている。
歩道に置かれた24時間稼働の無人ステーションに、自転車が並ぶ。
1台ずつ固定されているスタンドに会員カードをかざすと、前輪の電磁ロックが外れ、
すぐに街に乗り出せる。
こんな拠点が富山市役所から半径1キロメートル内に15カ所。
約300メートル間隔で設置されている。
路面電車やバスと組み合わせて使えるよう、その駅や停留所の付近が多い。
自転車計150台が用意され、3月20日から利用が始まった。
料金はクレジットカード決済。
月々500円の基本料金を払えば1回30分以内なら何度乗っても無料だ。
観光地によくある貸自転車との違いは
、拠点から拠点へ自由に走れて元の貸出場所に戻る必要がないという使い勝手の良さだ。
市内に住むパート職員古畑久仁子さんは「1日、2~4回は乗るかな」。
朝は自宅近くから職場前まで1キロ、勤め帰りはスーパーや図書館に寄って2キロほどを走る。
目的地でいったん返却してしまうので、料金や止める場所に気を使わずにすむという。
「雨が降ったときは、路面電車に乗り換えて帰宅してしまう。自分の自転車よりも融通が利きます」
富山市から運営を委託されているのはシクロシティ(本社・東京都千代田区)。
フランスの親会社は欧州64都市で同様の事業を展開しており、
パリでは1450カ所の拠点間を約2万台の自転車が走る。
日本での展開を探っていたところ、
環境モデル都市として脱マイカー政策を進める富山市が手を挙げた。
同市での事業の運営はフランスと同様に、自転車や拠点に掲げる広告費や、利用料でまかなう。
4月30日時点で登録者は719人。計5404回の利用があった。
宿泊客へのサービスに使いたいと、ホテルから法人契約の打診もあるという。
シクロシティは
「暖かくなればもう少し利用者が増えるのでは。富山で成功すれば他都市にも広げたい。
その場合は広告効果のある大都市への展開が考えられる」と話す。
北九州市では、
駐輪場や観光貸自転車を運営してきたNPO法人のタウンモービルネットワーク北九州が、
小倉駅を中心に拠点10カ所を置き、3月27日から事業を始めた。
こちらは電動自転車を導入。24時間借り出せて基本料金は月525円。
利用時間の累積1時間ごとに105円かかる。
5月6日現在、一般会員は85人。
同法人の植木和宏理事長は、「会員が250人集まれば運営費を賄える」と話す。
市役所の各部署と団体契約をする予定で、
企業にも「外回りに使って」と呼びかけている。
「3キロ以内は車ではなく自転車で移動する、という街にしたい」
拠点設置などの初期投資には、両事業ともに国から1億円を超す補助金が出ている。
自転車政策に詳しい古倉宗治・住信基礎研究所研究理事は
「公共交通ととらえれば、新幹線や道路と同じインフラ整備だと言える。
ただ、運営費を料金と広告だけで賄うためにも、駅と繁華街の人の流れなどをよく調べ、
自転車の潜在需要に見合う規模にすることが大切」としている
asahi.com 2010年5月9日
富山市と北九州市で3月から相次いで始まった。
期間限定の実証実験は各地で試みられていたが、事業化は初めて。
バスなどと並ぶ新たな公共交通として、脱マイカーを促す可能性も秘めている。
歩道に置かれた24時間稼働の無人ステーションに、自転車が並ぶ。
1台ずつ固定されているスタンドに会員カードをかざすと、前輪の電磁ロックが外れ、
すぐに街に乗り出せる。
こんな拠点が富山市役所から半径1キロメートル内に15カ所。
約300メートル間隔で設置されている。
路面電車やバスと組み合わせて使えるよう、その駅や停留所の付近が多い。
自転車計150台が用意され、3月20日から利用が始まった。
料金はクレジットカード決済。
月々500円の基本料金を払えば1回30分以内なら何度乗っても無料だ。
観光地によくある貸自転車との違いは
、拠点から拠点へ自由に走れて元の貸出場所に戻る必要がないという使い勝手の良さだ。
市内に住むパート職員古畑久仁子さんは「1日、2~4回は乗るかな」。
朝は自宅近くから職場前まで1キロ、勤め帰りはスーパーや図書館に寄って2キロほどを走る。
目的地でいったん返却してしまうので、料金や止める場所に気を使わずにすむという。
「雨が降ったときは、路面電車に乗り換えて帰宅してしまう。自分の自転車よりも融通が利きます」
富山市から運営を委託されているのはシクロシティ(本社・東京都千代田区)。
フランスの親会社は欧州64都市で同様の事業を展開しており、
パリでは1450カ所の拠点間を約2万台の自転車が走る。
日本での展開を探っていたところ、
環境モデル都市として脱マイカー政策を進める富山市が手を挙げた。
同市での事業の運営はフランスと同様に、自転車や拠点に掲げる広告費や、利用料でまかなう。
4月30日時点で登録者は719人。計5404回の利用があった。
宿泊客へのサービスに使いたいと、ホテルから法人契約の打診もあるという。
シクロシティは
「暖かくなればもう少し利用者が増えるのでは。富山で成功すれば他都市にも広げたい。
その場合は広告効果のある大都市への展開が考えられる」と話す。
北九州市では、
駐輪場や観光貸自転車を運営してきたNPO法人のタウンモービルネットワーク北九州が、
小倉駅を中心に拠点10カ所を置き、3月27日から事業を始めた。
こちらは電動自転車を導入。24時間借り出せて基本料金は月525円。
利用時間の累積1時間ごとに105円かかる。
5月6日現在、一般会員は85人。
同法人の植木和宏理事長は、「会員が250人集まれば運営費を賄える」と話す。
市役所の各部署と団体契約をする予定で、
企業にも「外回りに使って」と呼びかけている。
「3キロ以内は車ではなく自転車で移動する、という街にしたい」
拠点設置などの初期投資には、両事業ともに国から1億円を超す補助金が出ている。
自転車政策に詳しい古倉宗治・住信基礎研究所研究理事は
「公共交通ととらえれば、新幹線や道路と同じインフラ整備だと言える。
ただ、運営費を料金と広告だけで賄うためにも、駅と繁華街の人の流れなどをよく調べ、
自転車の潜在需要に見合う規模にすることが大切」としている
asahi.com 2010年5月9日
いや~。こういう取り組みは成功して欲しいですね~。
これからは人口は増えないから、コンパクトな都市整備が出来ると思うんですよね。
地方都市の生き残り方法かもしれませんね。
これからは人口は増えないから、コンパクトな都市整備が出来ると思うんですよね。
地方都市の生き残り方法かもしれませんね。
もし、レンタル自転車事業を実施するなら、自転車の貸出機は、こんな感じでお願いします。
↓自転車の自動貸出機 Bikedispenser の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/50466604.html
↓自転車の自動貸出機 Bikedispenser の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/50466604.html