deahiro’s blog

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ベニクラゲ 若返り3回成功の事。

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和歌山県白浜町臨海、京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授は、
「不老不死」の研究材料として注目されるベニクラゲの若返り実験で、
同じ個体を3回若返らせることに世界で初めて成功した。
久保田准教授は「若返りのメカニズム解明に近づく基礎が確立できた」と話している。
この結果は、近く学会誌などで発表する。

ベニクラゲの若返り現象は1992年にイタリアの研究者が地中海産で初確認した。
その後、久保田准教授らが日本産でも確認し、2回の若返りまで成功していた。

久保田准教授は、今年5月15日に沖縄で4個体の若いクラゲを捕獲。
うち1個体が捕獲直後に退化し、肉団子状になった。
17日から植物の根のような役割を果たす走根(ストロン)が伸び始め、
翌日には若い世代のポリプ(刺胞動物の基本形)に1回目の若返りを果たした。

22日から白浜に持ち帰り、飼育を続けたところ、
この群体は成長して1カ月半で若いクラゲ(傘径0.7~0.75ミリ)を遊離させた。
このクラゲのいくつかは7月5日から退化し、7日にポリプへ2回目の若返り。

さらにポリプは成長を続け、8月2日からクラゲの遊離が始まり、
一部は、7日にポリプへと3度目の若返りを起こした。

7日には、8本の触手を持つ二つのポリプ個虫が成長し、走根の長さは8.2ミリになった。

久保田准教授は
「このように最短時間で若返りを繰り返していく群体は、
さらに成長を続けていくと考えられる。12日現在、個虫もどんどん増えている。
今後も自身で更新した若返り記録を塗り替えるべく挑戦を続け、
若返りのメカニズムの究明と応用の共同研究に生かしたい」
と話している。

ベニクラゲは、オセアニアや太平洋、大西洋など、世界の温熱帯海域の沿岸や浅海に生息。
日本でも、久保田准教授の長年の研究で、
北海道から琉球列島にかけて広く分布していることが分かってきた。
南日本に分布するものは、傘の直径は成長しても5ミリ足らずと小さい。

ベニクラゲの若返り現象

成体(雌雄異体の成熟クラゲ)が有性生殖し、
受精卵から育ったプラヌラ幼生が、岩などに付着して走根を伸ばし、
そこから若い世代のポリプ個虫が多数伸び上がり、無性生殖で増えていく。
普通、有性生殖後の成体は死を迎えて溶け去るが、
ベニクラゲは溶けずに肉団子状になり、再び走根を延ばしポリプへと若返る。
このポリプがクラゲ芽を形成し、やがて若いクラゲとして分離して泳ぎ出す。
このサイクルを繰り返すことから不老不死と言われる。

(2009年08月12日更新) 紀伊民報

いや~。ベニクラゲの不老不死についても少しずつ研究が進んでますね~。
↓当ブログでも4年前にベニクラゲの事を記事にしているんですよ~。
不老不死生物の存在の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/4770972.html

近い将来、人間も若返れる様になるとイイですね~。


荒木飛呂彦先生の事。 ←不老不死といえば、この人。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/59042977.html

超人ロックの事。←不老不死といえば、この人パート2
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/7533550.html