deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

流出した重油を追いかけるブイ開発の事。

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タンカー事故で海洋に流出した重油を追跡し、監視するロボット「浮流重油自動追従ブイ」を
加藤直三大阪大教授(水中ロボット工学)らが開発した。

軽量化を図り、2、3年後の実用化をめざす。
ロシアや韓国で重油流出事故が相次ぐなど海洋汚染が後を絶たない。
海上や沿岸でのすばやい回収作業につなげるねらいがある。

「SOTAB(ソータブ) 1」は、全長2.72メートル、直径27センチの円筒型で、
重さは110キロ。離れた場所から塊を見つけ出す画像センサーをもつ。
06年度から1500万円で開発を始めた。

事故を起こしたタンカーやヘリコプターから重油の周りに等間隔に落とすことを想定しており、
海上では立った姿勢で漂いながら監視する。

海上に油のようなものがあるときは、重油を直接感知するセンサーが、
周りにある液体の粘りを分析し重油かどうかを判断する。
周辺に重油がないときは、浮力を調整していったん海中に沈み、
画像センサーで下から海面を撮影する。
データを解析することで重油がある場所を捜し出し、
4枚の翼で方向調節しながら、そこをめざして浮上する。

全地球測位システム(GPS)や風向、風速計、深度計、水温計などを搭載しており、
位置情報などのデータをリアルタイムで陸上の基地局に送る。
加藤教授は「重量を30キロ以下に抑え、電池も3~4週間もつように改良したい。
タンカーが標準装備することをめざしている」と話している。

画像:浮流重油自動追従ブイSOTAB(ソータブ)=加藤直三教授提供

                    asahi.com 2008年02月20日06時03分

いや~。本当にタンカーに標準装備して欲しいブイですね。
中国の近海に、このブイをまいてみましょうかね?


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