deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

模擬火星基地で100日間生活の事。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

人里離れた場所の火星基地を模した環境に9人の科学者と技術者を送り込み、
100日間隔離したらどうなるだろう? 
これこそまさに、宇宙科学の専門家グループが確かめようとしたことだ。

北極圏に位置するカナダのデボン島のホートンクレーター近くに、
住居を建設(人類が実際に火星に行った場合に滞在することになる基地と同じ大きさと形状。)
実験に参加したクルーがここに居住した。

このシミュレーションは、惑星探査プロジェクトに必要なものを探る実験プロジェクトの1つで、
火星に見立てた条件の下、他の人間がいない、過酷で閉鎖された環境の中で生活し、
科学研究に従事するクルーに何が起こるかを調べることを目的としている。
(クルーが住居の外に出られるのは、完全に再現された模擬船外活動の間だけだ)。

同ミッションの遠隔科学調査主任研究員で、
米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究所に所属するChris McKay氏は、
「このチームの成果は、火星の研究、
 および地球温暖化が永久凍土層にもたらす影響の研究に大いに貢献するだろう」と話した。

「この草分け的実験は、火星滞在中にクルーが実際に行なう数々の作業のシミュレーションだ。
 今までこのテーマについて行なわれてきた取り組みの中でも、群を抜いて優れたものだと思う。
 今後の火星ミッションに関するシミュレーションの基準となる業績だ」

地球温暖化の調査以外で、このチームの最高の業績を挙げるなら、
24時間太陽が沈まない夏の北極地方の特性を最大限に活用して、
すべての作業を火星時間に合わせて行なったことと言えるだろう(火星の1日は24時間39分だ)。

クルーは毎日、火星の「現地」時間で午後8時〜翌朝8時に相当する時間帯には、
模擬基地の窓を覆って夜を作った。

クルーの司令官を務めたカナダ人地質学者、Melissa Battler氏は、自身のブログで、
火星時間に合わせる上での最大の課題の1つは、いつ眠るかではなく
(この点についてはまったく問題がなかったそうだ)、いつ食事をするかだったと書いている。

                    WIRED VISION 2007年08月24日

いや~。凄い実験ですね~。
閉鎖された空間に人々が閉じこめられると、必ず殺人事件とか起こりません?

まだ、実際は地球上だし、
何かあれば助けてもらえるっていう余裕が学者達の心にあると思いません?

本番の火星だと、そうはいかない~。

↓「海の宇宙ステーション」Sea Orbiterの事。海洋科学者を閉じ込めます~。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/38876692.html

↓宇宙農場構想:火星暮らしは蚕から の事。君は蚕を食べる事が出来るか?
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/36971448.html

↓当ブログ書庫【宇宙開発】 行きたいですよね~。宇宙旅行~。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1333778.html