初夏の日差しのもと、伸び盛りの稲の間を除草ロボットが進む――。 名付けて「アイガモ・ロボット」。 千葉大学工学部電子機械工学科の岩瀬安利・技術専門職員らの研究チームが開発、 千葉県勝浦市の水田で試作品の実地試験を繰り返している。 アイガモを利用する「アイガモ農法」は、 除草したり害虫を食べさせたりする無農薬栽培の手法として知られている。 ロボットは、アイガモが足のひれで水田の泥をかき回して、雑草を取り除く仕組みを取り入れた。 6カ所の浮きで全体を水田に浮かせる。 中央のエンジン部分の下に銀色の円筒が3個あり、 それぞれにあるモーターに、直径12センチのスクリュー4基がつながっている。 リモコンで前後左右の動きを指示する仕組みだ。 進む速さは時速約2キロ。 10アールを除草するのに、人力だと半日以上かかるが、1時間で済むという。 初夏の除草は厳しい作業のひとつ。 岩瀬さんは「ロボットの普及で、手間を軽くし、無農薬米を後押ししたい」と話している。 画像:開発された「アイガモ・ロボット」=千葉県勝浦市で 2007年06月07日02時56分 asahi.com
いや~。色々なロボットが日夜、開発されているんですね~。