著名な物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士は26日、
米国の無重力飛行専門の旅客機会社、ゼロ・グラビティー社の航空機に搭乗して
無重力飛行を実体験した。
ホーキング博士を乗せたゼロ・グラビティー社のボーイング727旅客機は同日、
米フロリダ州ケープ・ケネディー宇宙センターにある飛行場から離陸。
高度28210フィート(約8600メートル)まで上昇した後で
「ボミット・コメット(Vomit Comet)」と呼ばれる自由落下状態に入ることで、
旅客機の内部に無重力状態を作り出した。
この間、ホーキング博士は約25秒間に渡って空中を漂うなどの無重力を体験した。
無重力を体験することができたホーキング博士は
「まったくすごい、無重力は素晴らしい、ようやくここまで到達することができた」と語った。
この無重力飛行はゼロ・グラビティー社が費用を全額負担することで実現したもので、
同時にホーキング博士といっしょに無重力飛行を体験できる2名分の権利がeBay上で
オークションにかけられて14万4000ドル(約1720万円)で落札された。
オークションによる収益は慈善事業に寄付される予定だ。
ホーキング博士はこの無重力飛行に関して先月、BBCのインタビューに応じて
「私のハンディーキャップが私の志を蝕んでいない限り、
身体的なハンディーキャップは限界とはなり得ないことを人々に見せてやりたい」と述べていた。
【テクノバーン 2007/4/27 17:17】
いや~。博士楽しそうですね~。
ゼロ・グラビティー社って世の中には色々な会社があるもんですね~。