海水魚のトラフグ、マダイ、ヒラメを カリウムなどの電解質をわずかに加えた淡水で養殖することに、 岡山理科大専門学校(岡山市)の山本俊政アクアリウム学科長らが成功。 試食したところ味も上々で実用化に期待が高まっている。 海水は主に約60種の元素を含むが、 山本科長らは、このうち魚の成長に適した最少成分を割り出した。 従来の人工海水より水に溶かす成分を大幅に減量、コストを削減できた。 実際に養殖してみた結果、ヒラメは6カ月で約40グラムから約500グラムへ。 マダイは10カ月で約400グラム、トラフグも4カ月で約200グラムほど成長。 海水でヒラメを約2カ月育てると体重は104%増えたが、この水では152%増加した。 【写真】 電解質をわずかに加えた淡水で成長したトラフグ=岡山市の岡山理科大専門学校 2007年01月19日 10時20分 佐賀新聞