魚が漂流物に集まる習性を利用してカツオやマグロなどの回遊魚を集めようと、
和歌山県は2002年度から6年間で、
白浜町―太地町の沖合5カ所に中層型浮き魚礁23基を設置した。
1基当たり約6トンの漁獲増を見込んでおり、
2008年度から本格的な集魚効果の調査に入る。
利用した漁師は
「旬になると魚礁に魚が集まっている。魚礁を目印にすると漁場に行きやすい」
と話している。
中層型浮き魚礁の設置は、
ケンケン漁(ひき縄一本釣り)によるカツオとマグロの漁獲増産を目的にしている。
設置場所は白浜町市江崎沖(約18キロ)5基、すさみ町江須崎沖(約28キロ)4基、
串本町潮岬沖(約32キロ)5基、同町樫野崎沖(約22キロ)4基、
太地町梶取崎沖(約20キロ)5基。
コンクリート製の重り(約13トン)を海底に沈め、
化学繊維ロープで水面下30メートルに浮き魚礁(長さ約6・5メートル、直径約1・7メートル)
を固定している。潮の流れが強いときは水面下40~60メートルになるという。
中層型は船舶の航行に支障がなく、波の影響も少ない。総事業費は3億7856万円。
集魚効果は数字に表しにくいが、
県水産試験場ではいくつかの魚礁で特定の漁船による調査をしている。
これによると、一つの魚礁で平均約6トン水揚げしていると推測しており、
まずまずの結果という。
しかし、利用率については海上から魚礁が見えず、
効果を実感しにくいなどの理由から約3%と低い。
このほか、魚群探知機やソナーを使っても調べている。
今年からはすべての魚礁で調査する予定。
県水産振興課は
「浮き魚礁を目指してもらうことで最短距離で漁場に行けるので経費削減につながる。
さらに県のカツオマップと兼用してもらえれば効率も上がるだろう」と利用を勧めている。
【画像は、沖合に23基設置した中層型浮き魚礁】
(2008年03月31日更新) 紀伊民報
和歌山県は2002年度から6年間で、
白浜町―太地町の沖合5カ所に中層型浮き魚礁23基を設置した。
1基当たり約6トンの漁獲増を見込んでおり、
2008年度から本格的な集魚効果の調査に入る。
利用した漁師は
「旬になると魚礁に魚が集まっている。魚礁を目印にすると漁場に行きやすい」
と話している。
中層型浮き魚礁の設置は、
ケンケン漁(ひき縄一本釣り)によるカツオとマグロの漁獲増産を目的にしている。
設置場所は白浜町市江崎沖(約18キロ)5基、すさみ町江須崎沖(約28キロ)4基、
串本町潮岬沖(約32キロ)5基、同町樫野崎沖(約22キロ)4基、
太地町梶取崎沖(約20キロ)5基。
コンクリート製の重り(約13トン)を海底に沈め、
化学繊維ロープで水面下30メートルに浮き魚礁(長さ約6・5メートル、直径約1・7メートル)
を固定している。潮の流れが強いときは水面下40~60メートルになるという。
中層型は船舶の航行に支障がなく、波の影響も少ない。総事業費は3億7856万円。
集魚効果は数字に表しにくいが、
県水産試験場ではいくつかの魚礁で特定の漁船による調査をしている。
これによると、一つの魚礁で平均約6トン水揚げしていると推測しており、
まずまずの結果という。
しかし、利用率については海上から魚礁が見えず、
効果を実感しにくいなどの理由から約3%と低い。
このほか、魚群探知機やソナーを使っても調べている。
今年からはすべての魚礁で調査する予定。
県水産振興課は
「浮き魚礁を目指してもらうことで最短距離で漁場に行けるので経費削減につながる。
さらに県のカツオマップと兼用してもらえれば効率も上がるだろう」と利用を勧めている。
【画像は、沖合に23基設置した中層型浮き魚礁】
(2008年03月31日更新) 紀伊民報
いや~今から一年以上前の記事ですね~。今頃、発見しました。
もう少し漁師の皆さんに魚礁の有益性を実感してもらいたいところですね。
効果ありそうだと思うんですけどね。
もう少し漁師の皆さんに魚礁の有益性を実感してもらいたいところですね。
効果ありそうだと思うんですけどね。