東京都八王子市の精密機械メーカー「エクセル」がアワビの陸上養殖を事業化する。
同社によると、水道水と塩を使って内陸地で完結する「閉鎖循環型陸上養殖」は全国初という。
廃水は、塩トマトなど塩水が使える水耕栽培に活用できる。
その後、再びアワビの水槽に戻すことで廃棄物をほとんど出さずにすむ仕組みを実現した。
「森のアワビ」として商標登録もすましており、技術やノウハウの提供事業を展開する方針だ。
同社が陸上養殖に取り組み始めたのは2008年6月。
海洋政策研究財団などの研究を参考に、
同市内の系列会社にあった6畳の空き部屋に
縦2.4メートル、横55センチ、深さ25センチの水槽をメーンにした養殖施設を設置した。
使うのは水道水に塩を混ぜた人工海水で、えさは主にわかめなどの海藻だ。
気温20~21度に保たれた環境の中、2年前に40グラム程度だったアワビが、
現在は160グラムにまで育ったものも出てきた。
投入したアワビは400個体で、死んだのは140個体。生存率は65%だった。
同社は、
「過密養殖の試験を兼ねて、海面養殖の生存率約70%と大差ない結果。改善できる余地は十分」
と手応えを感じている。
水代や空調代などの分、割高になる点や、
価値が出てくる100グラム超に育つアワビが4割程度にとどまっている点が課題だ。
アワビ担当の平間隆之さんは
「地球温暖化や漁業にかかわる人の減少で、海産物を得るのが難しくなりつつある。
施設の用途をウニやナマコなどにも広げ、安定的に提供できる仕組みを確立したい」
と意気込んでいる。
asahi.com 2010年7月5日8時28分
同社によると、水道水と塩を使って内陸地で完結する「閉鎖循環型陸上養殖」は全国初という。
廃水は、塩トマトなど塩水が使える水耕栽培に活用できる。
その後、再びアワビの水槽に戻すことで廃棄物をほとんど出さずにすむ仕組みを実現した。
「森のアワビ」として商標登録もすましており、技術やノウハウの提供事業を展開する方針だ。
同社が陸上養殖に取り組み始めたのは2008年6月。
海洋政策研究財団などの研究を参考に、
同市内の系列会社にあった6畳の空き部屋に
縦2.4メートル、横55センチ、深さ25センチの水槽をメーンにした養殖施設を設置した。
使うのは水道水に塩を混ぜた人工海水で、えさは主にわかめなどの海藻だ。
気温20~21度に保たれた環境の中、2年前に40グラム程度だったアワビが、
現在は160グラムにまで育ったものも出てきた。
投入したアワビは400個体で、死んだのは140個体。生存率は65%だった。
同社は、
「過密養殖の試験を兼ねて、海面養殖の生存率約70%と大差ない結果。改善できる余地は十分」
と手応えを感じている。
水代や空調代などの分、割高になる点や、
価値が出てくる100グラム超に育つアワビが4割程度にとどまっている点が課題だ。
アワビ担当の平間隆之さんは
「地球温暖化や漁業にかかわる人の減少で、海産物を得るのが難しくなりつつある。
施設の用途をウニやナマコなどにも広げ、安定的に提供できる仕組みを確立したい」
と意気込んでいる。
asahi.com 2010年7月5日8時28分
いや~。6畳間の新規事業ですか~。
凄く頑張って欲しいです。
凄く頑張って欲しいです。