高級魚のクロマグロを陸上の水槽で養殖する――。
そんな技術の開発を進める東海大などの研究グループが7日、
静岡市の同大清水キャンパスで水揚げの様子を公開した。
いけすで行う通常のクロマグロの養殖に比べて、
エサの残りやふんで海を汚さずにすむ利点があるという。
研究グループは2006年、直径5メートル、深さ1メートルの円形の水槽4基で実験を始めた。
体長20センチの幼魚をこれまでに約600匹飼育し、データを集めた。
この日水揚げしたのは最も大きく成長した個体で、
約2年で体長約77センチ、体重約11キロになった。
飼育には海岸近くの地層からくみ上げた「地下海水」を使う。
水温が一年中、21度前後と安定しており、沿岸の海水に比べて細菌が少ない。
水槽から海へ流す排水はフィルターで浄化してあり、環境への負荷が少ないという。
秋山信彦・同大海洋学部教授は
「きれいな海でとれた小魚だけを与えて育てているので、
天然ものに比べて水銀の含有量はほぼ半分。
将来は、卵から育てる完全養殖も、陸上で実現したい」
と話す。
asahi.com 2010年7月8日11時1分
そんな技術の開発を進める東海大などの研究グループが7日、
静岡市の同大清水キャンパスで水揚げの様子を公開した。
いけすで行う通常のクロマグロの養殖に比べて、
エサの残りやふんで海を汚さずにすむ利点があるという。
研究グループは2006年、直径5メートル、深さ1メートルの円形の水槽4基で実験を始めた。
体長20センチの幼魚をこれまでに約600匹飼育し、データを集めた。
この日水揚げしたのは最も大きく成長した個体で、
約2年で体長約77センチ、体重約11キロになった。
飼育には海岸近くの地層からくみ上げた「地下海水」を使う。
水温が一年中、21度前後と安定しており、沿岸の海水に比べて細菌が少ない。
水槽から海へ流す排水はフィルターで浄化してあり、環境への負荷が少ないという。
秋山信彦・同大海洋学部教授は
「きれいな海でとれた小魚だけを与えて育てているので、
天然ものに比べて水銀の含有量はほぼ半分。
将来は、卵から育てる完全養殖も、陸上で実現したい」
と話す。
asahi.com 2010年7月8日11時1分
いや~。どんな水槽でマグロを育てているのかは、下記の記事を。