deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

ミクロ世界の電源となる新素材開発の事。

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将来、SF映画「ミクロの決死圏」のような超小型の機械を動かす電源になるかも
――光で照らすと電気を流す、太陽電池のような微小チューブを、日本の研究チームが開発した。
米科学誌サイエンスに論文が掲載された。 

利用したのは太陽電池などに応用される「光伝導効果」という仕組み。
光があたると、電子を出す物質が、電子を受け取る物質との間で、
電子をやりとりして電気が流れる現象だ。 

新しくさらに効率のよい太陽電池を開発するには、
電子をやりとりするこの両物質が互いに混ざり合わず、しかも広い面積で接触することが望まれる。
だが、そのような構造を実際につくるのは難しかった。 

今回、研究チームは、バラバラの分子が自動的に組み上がる「自己組織化」と呼ばれる現象を利用。
両物質が連結した分子を室温で溶液に溶かしたところ、
電子を出す部分を、電子を受け取る部分が包んだチューブが出来た。 

チューブは太さ16ナノメートル(ナノは10億分の1)、長さは数マイクロメートル。
暗いところでは電流を通さないが、紫外線や可視光をあてると、
電流が1万倍も流れやすくなる光伝導効果が確認された。 

同チームの研究責任者、相田卓三・東大教授(化学生命工学)は
「これまでにこのような素材はなく、光エレクトロニクスの発展に大いに期待できる成果だ」
といっている。 
                          2006年12月29日 asahi.com

いや~これまで以上に極小マシンを作る可能性が出てきましたね~。
人体にマイクロマシンを入れますか~?