米空軍は長らく後継機種が存在してこなかった戦略偵察機SR-71の代わりとなる 新型戦略偵察機の開発を行うことを決定し、米国防総省高等研究計画局(DARPA)を経由して 2008年度に総額1億ドル(約117億円)の予算を支出することを決定した。 新しく開発が決定した新型の戦略偵察機は これまで米航空宇宙局(NASA)がHypersonic Test Vehicle(超音速実験機)という名称で 開発を行ってきた航空機がベースとなり、 スクラムジェットエンジンを搭載することで最高速度はマッハ10で飛行できることを目指している。 空軍ではこの機種を偵察機や爆撃機などとして利用する他、 成層圏を超音速で飛行できるという特長を活かして小型衛星の打ち上げ用にも利用する意向だ。 開発を担当するDARPAの研究者は 「マッハ0~4まではターボジェットエンジンを利用し、 それ以降の速度で飛行する場合には スクラムジェットエンジンに切り替えて飛行することになるだろう。あとは燃料次第だ」 と述べた上で 「タービン方式のジェットエンジンがマッハ4までは機能することは判っているが、 タービン方式ではマッハ4以上の速度は得られない」 「マッハ10という最高速度を達成できるかは既存技術を打破(ブレイクスルー)できる 革新的なスクラムジェットが開発できるかにかかっている」 との見解を示している。 他、マッハ10で飛行を行った場合、 機体の周りの空気がイオン化することで機体が非常な高温に晒される。 このための熱保護システムの開発なども新たに必要となってきそうだ。 画像上はNASAが2004年3月にテスト飛行を行ったX-43A超音速実験機の飛行中のイメージ。 2004年11月16日に行われた試験飛行ではマッハ9.6で飛行することに成功し世界記録を更新した。 画像下はB-52B爆撃機の主翼の下に設置されたX-43A。 X-43Aは高度1万3000mまではB-52Bで運ばれ、 そこからX-43Aの付けられたロケットブースターで高度3万メートルの上空まで飛行する。 そこでロケットブースターを離脱させてスクラムジェットエンジンを起動して飛行実験を行った。 X-43Aは見ての通り全長3.6mの非常に小型のものとなる。現状ではこの大きさが技術的限界となる。 【テクノバーン】(2006/10/19 14:10)
いや~。本当にX-43Aって開発中~?
もう、マッハ10でビュンビュン飛んでんじゃないの~。
でないとSR-71や、U-2を退役させて後任機は無いなんて事はありえない~?
もう、マッハ10でビュンビュン飛んでんじゃないの~。
でないとSR-71や、U-2を退役させて後任機は無いなんて事はありえない~?