deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

未来の鉄道はこんな形? 開発に挑むJR各社の事。

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道路を走る列車、電池を備えた電車……。
磁力で浮くリニアモーターカーだけでなく、
JR各社が今までにない形の鉄道の開発に挑んでいる。英国で鉄道が生まれて約200年。
近い将来、その姿を日本が大きく変えるかもしれない。 

●JR北海道は8月9日、開発中の「デュアル・モード・ビークルDMV)」を、
来年4月から釧網線の浜小清水(はまこしみず)―藻琴(もこと)駅間で営業運転する。と発表した。
ゴムタイヤと鉄輪を兼ね備え、道路も走ることができる列車だ。
浜小清水駅発は線路を藻琴駅からは道路を走る。
現地はオホーツク海沿いで同社は「観光資源としても期待できる」という。 
立ち乗りも含め定員28人の黄色い車体はマイクロバスそっくり。
それもそのはず、柿沼博彦副社長が幼稚園の送迎バスを見て思いついた。 
道路を走る列車は約70年前から各国で研究されたが、
車輪の切り替えに時間がかかるなどしてすべて頓挫した。
DMVは十数秒で切り替えでき、線路は最高時速70キロで走れる。
柿沼さんは「マイクロバスの大きさだから実現できた。タイヤなどの進歩にも助けられた」
と振り返る。 
DMVは軽いため、車両代や維持経費が鉄道より格段に安い。
ローカル線の救世主として注目され、視察者は延べ2000人を超す。
「北海道内にとどまらず、困っている地域でどこでも使って頂ければ」と柿沼さん。 

●JR東日本はこの夏、世界初の「燃料電池電車」を完成させた。
来年春に本線で試験走行を始める。タンクに積んだ水素を酸素と化合してモーターを回し、
架線から電気をもらわずに走れる。 
同社が燃料電池に着目したのは約4年前だ。
遠藤隆・技術企画部長は
「原油は将来枯渇する可能性もある。新しいエネルギーに常に関心を持ってきた」と言う。
自動車業界を中心に電車を動かせる大容量の電池が実用水準に近づいたことから試作に踏み切った。 
同社はディーゼルエンジンでモーターを回し、
余った電力を蓄えて省エネを図る「ハイブリッド気動車」を開発済み。
この車両をベースにエンジンの代わりに燃料電池を置く。 
架線をなくすことができれば、鉄道の建設・維持費が安くなり、景観もすっきりする。
電池が非常に高価な上、安全性の確認など課題は多いが、
遠藤さんは「鉄道は自動車以上に燃料電池に向いている」と言う。 

●将来の鉄道の代表格、リニアも実用化に向け着実な歩みを進める。 
山梨県山梨リニア実験線(延長約18キロ)では、
この夏もJR東海超伝導リニアの試乗会を開いた。
出発からわずか80秒で時速500キロに到達する。 
鉄道は線路の摩擦などで時速400キロ程度が限界とされるが、
磁力で浮いて走るリニアは03年に時速581キロの世界最高記録を樹立した。
国土交通省の技術評価委員会は昨年3月、「実用化の基盤技術は確立した」とお墨付きを与えた。 
ただ、リニアを使って東京―大阪を1時間で結ぶ中央新幹線構想は、
最大で約10兆円と見積もられる建設コストが障壁となっている。
JR東海の宮本雅章・リニア開発本部副長は「コストは新幹線より2~3割高いぐらいなのですが」
と残念がる。 
同社は4月、コスト削減などをさらに追究するため、
実験線をあと24キロ延伸する方針を明らかにした。
約3000億円を投じ、着工後7年で完成を目指す。 

画像は上から、「DMV」「燃料電池電車」「リニア」。

                        2006年09月02日 asahi.com

いや~。JR各社も様々な列車を開発していますね~。
一番リアリティのあるのは「DMV」ですね~。TBもしておきましょう。
リニアはいつになったら実用化ですかね~。TBもしておきましょう。