deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

壁面緑化の事。

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新緑がきれいな季節になった。
都心でも植物で覆われている建物を見かけるようになった。 

中でも最近急速に伸びているのが、外壁を緑で覆う「壁面緑化」だ。
国土交通省公園緑地課によると、施工面積は屋上の10分の1だが、
施工量の伸びは屋上を大きく上回る。 

壁面緑化は、屋上緑化とは違った難しさがある。
植物を植えた「基盤」を壁面に取り付けるのだが、建物への負担を考え、
基盤をなるべく軽くしなければならないし、
重力に逆らうため水やりをしても基盤の上と下でばらつきが出る。病害虫の防除もやりにくい。 

石勝エクステリア(東京都世田谷区)は、軽くて薄い基盤「アースウォール」を開発した。
江戸時代から盆栽に使われてきた水苔(みずごけ)を使っている。 

水苔は激しい湿度変化の環境でも生きられるため、植物の根を保護するにはうってつけ。
この水苔と細かな炭を付着させた化学繊維のシートを基盤にした。 

繊維と水苔、植物の根がからんで風や重力に耐える。
害虫が嫌う植物も基盤に植えて維持しやすくし、
四季を感じられるようにと花が咲く植物も少しだけ混ぜている。 

コストは屋上の3、4倍(同社比)。
売上高50億円のうち壁面はまだ5000万円程度だが、03年から足かけ4年で倍々で増えてきた。

ダイトウテクノグリーン(東京都町田市)の「ツルパワーパネル」は、
ツル植物のセイヨウキヅタを植えたプランターと基盤を組み合わせる。
施工単価(1平方メートル当たり)が1万円という安さが売りだ。
刈り込みが年1回程度で済むため、年間維持費も数百円(同)ですむ。 

ツタを這(は)わせる基盤は、根を張りやすくするためのヤシガラと燃えにくく
劣化しにくい樹脂をまぜてある。その上に金属網を重ねた。施工後1年もすれば緑が広がるという。 

「売り上げも徐々にだが確実に伸びている」(緑化資材開発部・牧隆部長) 

建物を緑化すればコンクリートや継ぎ目の樹脂を劣化させる紫外線から建物を守ることができる。
しかし、壁面の施工単価は高いものは15万円もする。
屋上(1万5000~5万円程度)よりはるかに高い。 

60年代末から建物緑化に取り組んできた竹中工務店技術研究所の三輪隆主任研究員は
「良い植栽基盤を作ることが壁面緑化の王道。
 CSR(企業の社会的責任)で建物緑化に取り組む企業は増えている。
 屋上なみのコストになれば広がるはず」と話す。 
                          (松田昌也) be on Sunday 2006 05 07


はい、壁面緑化。屋上緑化と同時にして、建物を緑で包んでしまいましょう。。
CSR(企業の社会的責任)は今後のキーワードですね。。