東京電力と東京大学、「フロート式洋上風力発電」に関する共同研究を開始 風力発電に関する産学共同研究の開始について 日経プレスリリース 2005/12/13 東京電力株式会社と東京大学は、このたび、風力発電設備の建設が困難な、 沖合10km以遠の地点への設置を可能にする「フロート式洋上風力発電(注)」に関して、 共同研究を開始することといたしました。 近年、わが国において、風力発電の導入量は急速に拡大しておりますが、 風力発電に適した地点が風況の良い地域に限られるとともに、 出力変動に伴い系統の周波数への影響が生じやすいため、 系統への接続規模が制限されるといった課題を抱えております。 こうした中、東京電力と東京大学は、 電力系統の規模が大きい関東地方の沖合に多量の風力エネルギーが存在することに注目し、 本研究を行うこととしたものです。 具体的には、平成17年12月から平成19年3月までの予定で、 洋上における風の実測やシミュレーションによる風況評価を実施するほか、 模型による実験などを通じて、 波や風に対する安全性と安定性の高いフロートの構造・材料・メンテナンス方法等について検討し、 技術的・経済的な実現性について評価を行います。 なお、東京電力と東京大学は、平成17年9月より、 蓄電池を用いて風力発電の出力変動に伴う周波数変動を、 より効果的に抑えるための共同研究も実施しております。 東京電力と東京大学は、本研究により技術的・経済的な実現性を慎重に評価した上で、 実証試験など次の研究段階の取り組みを検討してまいります。 (注)フロート式洋上風力発電 洋上に浮かぶフロート(浮体)上に風車を設置する洋上風力発電。 海底から基礎を立ち上げる従来型の洋上風力発電に比べ、水深が深い海域に適用が可能となる。
なにせ、天下の東大ですからね~。