つくばの風力発電機“空回り”? 東京新聞 環境教育の一環として、茨城県つくば市が七月上旬に市内の小中学校十九校に設置した 小型風力発電機による発電量が、当初予想を大きく下回っていることが九日分かった。 同市は「冬場に風が強まれば回復できる」としているが、 思わぬ“空回り”に頭を抱える。風速計設置など、対応の方は大忙しになりそうだ。 環境省の「環境と経済の好循環のまちモデル事業」採択を受け、 七億五千万円をかけて風力発電機を設置する事業。 昨年度からの三年間で計七十五基を設置する計画で、既に二十三基が稼働している。 すべての発電機が設置された場合、一年間の発電量は六十万キロワット時で、 学校の年間消費電力の一割程度に相当する見込みだ。 ところが、住民から「風車がほとんど回っていない」との指摘を受けた 同市の市民団体「市井ランダム倶楽部」が調べた結果、 これまでの四カ月間の発電量は合計一〇三・五キロワット時で、 単純計算で当初予定の約六百分の一にすぎなかった。 落雷や漏電による運転停止も相次ぎ、同市新エネルギー推進室は 「十月末まで試運転だったが、思ったより発電していない」と認めた。 また発電前、市が設置場所で事前に風速の検証を行っていなかったことも判明。 発電機納入メーカーが風速計設置などの改善策をとる予定だが、 「研究学園都市」の名が泣く無計画ぶりが露呈した。 同倶楽部の亀山大二郎さんは「多額の税を使った事業が『風任せ』とは納得できない。 これ以上風車を増やすべきではない」と話し、失速気味の夢の計画に厳しい視線を注ぐ。
事前風速調査無し?発電量は予定の600分の1?
即刻やめましょう!その税金分で太陽発電パネル買えば?
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画像は、名前は書かないけどつくばのある小学校の風力発電機です。