ゼクーは純日本製の本格的スポーツEVである。
誰もが息をのむ、美しくハイクオリティなデザイン。
フルカーボン外装やヒートシンクを兼ねたアルミ削り出しフレーム、
ダブルスイングアームに支持されたハブセンターステアリング機構など、
車体構造から細部パーツに至るまで徹底してオリジナリティにこだわっている。
電動バイクというと、気軽なスクーターをイメージする人が多いようだが、
ゼクーはまったく別の乗り物だ。まずモーターのスペックに注目してほしい。
最大出力50kw(約67ps)、最高速度160km/hという値は
ガソリン車に換算すると600cc~750cc程度だろう。
だが、そこで納得するのはまだ早い。
注目すべきは144Nmの最大トルク。なんとあの「ハヤブサ」にも迫る値である。
加えて、瞬時に100%のトルクが取り出せる電動モーターならではの
出力特性も相まって加速は凄まじいものがある。
メーカーのデータによると0-100km/h加速は3秒強とも。
感覚的にはリッタークラスのスポーツモデルにも匹敵するレベルだろう。
普通にアクセルを開けるだけ。
あとは未来的なモーター音を響かせてどこまでも加速していく。
シフトチェンジがいらない完全な無段階という感覚も新鮮だ。
これに乗ったら、
「やっとモーターのコイルが、
温まってきたところだぜ!」
って言うんですね。分かります!!