完全に解消したことが13日わかった。
今回の完全売却で1979年以来、
36年にわたり続いてきた資本提携関係は幕を閉じる。
フォードから25%の出資を受け入れた。
96年には出資比率が33.4%に上昇、
同年から03年まで4代続けてフォード出身者が社長に就くなど30年以上、
緊密な関係を続けてきた。
08年の金融危機の影響でフォードは自社の経営が悪化。
マツダ株を徐々に売却してきた。
12年には米合弁でのマツダ車生産をやめ、業務上の提携関係も薄れていた。
マツダの増資もあり直近でフォードの出資比率は2%強に下がっていた。
資本関係は解消するが、タイでのピックアップトラックの合弁工場や、
中国・長安汽車と3社で運営する中国エンジン工場など
現在の業務提携は維持する方針だ。
16年3月期も営業最高益更新を見込むなど、業績が急回復している。
かつて後ろ盾となっていたフォードとの資本提携解消は、
マツダの完全復活の象徴ともいえそうだ。