deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

軍用パワードスーツ、「エクゾスケルトン」の事。

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画像は米軍需大手のレイセオン社が
米国防高等研究計画局(DARPA)の資金援助の元で開発を進めている
軍用パワードスーツ(正確にはロボットスーツ)の「エクゾスケルトン(Exoskeleton)」。

レイセオン社のサルコス(SARCOS)研究所のスティーブン・ヤコブセン博士が
既に2000年から米陸軍の要望に従って「より強く、より早い」兵士の作り出すことを目的に
研究開発を進めてきたものとなる。

この種パワードスーツは米国だけでなく
日本においても多くの大学、研究機関で開発が進められているが、
多くの場合、身体障害者や、老人介護などを念頭において開発が進められており、
軍用を目的に開発しているというのは実際のところは、
レイセオン社などの専門メーカーを除くとほとんどない。

既に研究開始から7年が経過していることもあり、
バーベルのような重量物を自在に持ち上げたり、手でボールを打ち返したり、
片足でバランスをとりながらサッカーのボールを蹴ったり、
斜面を登ったりすることは楽々とこなすまでに開発が進んでいる。

ただし、今のところ、手に相当する部分がないため、
物を掴むという動作を行うことができないこと、
各モーターの電力を外部に依存していること、
モーターのトルクが弱く極端に重い物は持ち上げられない、といった問題も抱えている。

このパワードスーツ、軍用といっても、
パワードスーツを着用した兵士が接近戦を行うといったことを想定したものではなく、
ロジスティック(兵站)用での応用が念頭に置いて開発が進められているものとなる。
したがって、走るといった素早い動作をサポートする必要性はないが、
最終的には数トン(!)の重量物を持ち上げたり、運んだりすることが目標とされている。

今のところ、外部電源の問題は腕を持ち上げる際には電力を消費し、
下げる際には逆に発電を行うといった機構を組み込むことで、
比較的簡単に解決することができそうなのだが、
さすがにこうした小型の機構だけで数トンもの重量物を持ち上げるというのは難しく、
そこが、今後の課題ともなっているという。

軍用のパワードスーツというと「ガンダム」の世界を思い浮かべるかもしれないが、
米軍が念頭にしているのは「ガンダム」ではなく実際は「レイバー」の世界なのかもしれない。

                          【Technobahn 2008/5/9 20:16】

いや~。レイバー的な使用をアメリカ軍は考えているんですか~。
ハインラインの『宇宙の戦士』的な使い方は。まだまだ難しいんですね~。

しかし、パワードスーツも漢のマロンですからね~。




パワードスーツの原型の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/51893431.html