トイレの進化 どこまで ハイテク・多機能 節水競争も激しく 日本のトイレの進化が、とまらない。 便器に近づけば自動的にふたがあき、音楽が流れる。 夜中には、完全に目が覚めないようやさしい光がともる。 用がすめば、これまた自動で便器が洗浄され、ふたがしまる――。 業界の激しい開発競争はハイテク・多機能化を推し進めるが、利用者側には戸惑いもある。 トイレは、どこに行こうとしているのか。(魚住ゆかり) ハイテク・多機能化の道をひた走るトイレ業界で、いま、最も熱いのが節水をめぐる競争だ。 最大手のTOTOは8月、便器の洗浄水量(大)が業界で一番少ない1回 5.5リットルのトイレ「ネオレスト ハイブリッドシリーズ」を発売した。 1回5.7リットルの松下電工の「アラウーノ」を抜き、節水ナンバーワンの座を奪った。 水道から直接流れる水と、 内蔵タンクで加圧した水を便器内で融合(ハイブリッド)させる新技術で、 少ない水でもしっかり洗い流せるようにした。 洗浄水量の業界標準は約10年前まで1回13リットルだった。 TOTOの新商品はこれに比べ、4人家族のモデルケースで使用量が65%減り、 年約2万円かかった水道代も約7000円に節約できるという。 節水競争が激しさを増したのは、 業界2位のINAXが1回6リットルで流せる方式「ECO6」を開発し、 昨年春に住宅向け機種の8割に搭載したことがきっかけだ。 それまでは洗浄用の水を便器の上部から、排水を助けるための水を便器の下部から、 それぞれ流す仕組みだった。 それをまとめて上部から勢いよく落とし、 渦を描くようにして、便器全体を洗い流す方式をあみだした。 節水技術が注目されるのは、電気を使って家庭に送られている水道の使用量が減れば、 二酸化炭素(CO2)の排出も抑制できるからだ。 1997年に地球温暖化防止をめざす京都議定書が採択されて、 環境にやさしい商品開発はトイレ業界でも避けられない課題になった。 一部の機種では90年代前半に1回8リットルまで洗浄水量を減らしていたが、 今後は1回5~6リットルが業界標準になるとみられる。 asahi.com 2007/09/16
いや~。確かにこの頃のトイレの進化には目をみはる物がありますね~。
より少ない水しか使わない、汚れにくい材質、お掃除が楽な構造。
更にトイレは進化していくんでしょうね~。
より少ない水しか使わない、汚れにくい材質、お掃除が楽な構造。
更にトイレは進化していくんでしょうね~。