紙の新聞のようにどこでも持ち運べて、ネット経由で、 コンテンツをいつでも最新の状態に更新できる……。 未来の人々は、そんな端末でニュースを読むに違いないとつねづね思っていたが、 ついにそんな製品が発売された。 カラー電子ペーパーを使った小型携帯情報端末(PDA)「フレッピア」だ。 体験してみた。(アサヒ・コム編集部) 富士通フロンテックが4月20日から販売を始めた。色は3種類、サイズは2種類用意。 画面の大きさが12型とノートPCなみのA4判タイプと、画面サイズ8型のA5判タイプがある。 厚さはそれぞれ12ミリ、重さもそれぞれ480グラムと320グラムと軽量だ。 今回は、サンプル販売という位置づけで、10台1セットで、A4判タイプ262万円。 A5タイプ157万円で、法人客を想定している。 まだ個人には手の届かない額だが、使い勝手などでフィードバックをうけて改良し、 来年から本格発売する予定という。 フレッピアの最大の特徴は、画面がカラー電子ペーパーだということ。 ふつう、ノートPCなどの液晶画面は、電源を消すと画面が消えしまう。 しかしフレッピアは電子ペーパー技術で、電源を落としても、 最新の画面を表示しつづけることができる。 しかもカラーだ。このタイプのPDAでは世界で初めてカラー電子ペーパーを採用した商品という。 4096色フルカラー表示が可能だが、消費電力や表示までの時間を節約するため、8色も選べる。 ネット環境での利用を意識している点もポイントだ。 無線LANでも有線でもインターネットへの接続が可能。 ウィンドウズCE内蔵なのでサイト閲覧はもちろん、メールの送受信もOKだ。 SDメモリーカードに対応し、大量の情報を持ち運ぶこともできる。 新聞なら約1年分、まんが雑誌なら約100冊分の容量がある。 デザイン面ではコンパクトさを追求。タッチペンで画面に入力するほか、画面の拡大・縮小、 ネット接続などよく使う機能はボタンとして画面下に配した。 実際にはどんな使い方が想定されるのだろうか。 通勤や通学の電車のなかで新聞や雑誌の代わりに持ち運んで読むほかにもニーズがありそうだ。 実際にさわらせてもらった。見た目や機能からノートPCを連想してしまうせいか、 手に持ってみると、驚くほどの軽さ。画面を眺める際、片手で持つことがじゅうぶん可能だ。 画面も精細で、新聞の文字ならルビまで再現されていた。 ただ、フルカラーだと、画面を更新するのに数秒かかる。 慣れないうちは、ストレスを感じる人も出そうだ。 また、パソコンの液晶画面と比べると、やや暗め。 ユーザーの感覚からすると、まだ改善してもらいたいところだ。 サイズも大事だ。A4タイプは画面が大きく見やすいが、 女性でもハンドバッグにいれて持ち運べるA5タイプの方が親しみやすく人気が出るかもしれない。 asahi.com 2007年05月17日
いや~。まだまだ実用化は、先の話になりそうですね~。
紙媒体ってやはり凄いって感じてしまいます~。
紙媒体ってやはり凄いって感じてしまいます~。