米海軍が研究開発を進めているレールガン(Electro Magnetic Launcher)が 米海軍が建造を予定している次世代原子力航空母艦「ジェラルド・R・フォード」に 航空機射出用のカタパルトとして登載されることとなった。 空母ジェラルド・フォードは2006年10月に建造が承認された米海軍の次世代型原子力空母。 建造開始は2009年、就役は2015年頃を予定している。 海軍が空母ジェラルド・フォードに登載予定のレールガンはEMALS (Electro-magnetic Aircraft Launch System)というシステム。 その名の通り、電磁誘導方式で艦載機を空母から射出させる。 実用的レールガンの利用としては技術史上初のこととなる見通しだ。 米海軍では攻撃戦闘機などの一部を無人化する方向で研究開発を進めている。 無人戦闘機をカタパルトで射出する場合 有人戦闘機に比べてデリケートな加速が求められることから これまで蒸気方式を利用してきたカタパルトを電磁加速方式に改めるとしている。 また電磁加速方式の場合、蒸気方式と異なり、 蒸気配管を組まなくても済むことや、カタパルト操作のオペレーターの人数が蒸気方式と比べて 著しく削減できるというメリットも生まれるとしている。 米海軍では既に実際に空母で用いられているカタパルトの半分の長さの 電磁加速方式のカタパルトを開発し、現在、実験を進めている。 ただし、今のところ、実験段階の電磁加速方式のカタパルトは 航空母艦に登載するには大きすぎるのが難点ともなっており、 実際に空母に登載するには更に装置の小型化などの改良が必要となる見通しだ。 【テクノバーン 2007/4/6 18:12】
カタパルト発進は、漢のロマン!ですからね~。
まぁ、そのカタパルトから射出される戦闘機が『無人』ってのは、ロマンじゃないね~。