deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

世界初の実用レーザーガン「フェーザー」の事。ただし殺傷能力なし。

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専用の原子力発電所からの給電によって照射したレーザーで
弾道ミサイルなどを破壊するような大掛かりのものから、
小型のハンドヘルドタイプのものまで、
米国政府が様々なレベルでのレーザー兵器の開発を進めている。

そのなかでも昨年、米空軍研究所が一般に公開した世界初の実用ハンドヘルド「フェーザー」は
かなり風変わりの武器となる。
ロボットでも宇宙人でも倒しそうな感じのこの「フェーザー」は
実は対人非殺傷兵器として開発されたものとなる。

フェーザーというのは開発元の空軍研究所が名付けたもので
「Personnel Halting and Stimulation Response(PHaSR)」の略となる。
強引な名称だが日本語に略すと対人麻痺兵器というところか?

どういうものかというと引き金を引くと銃から強いレーザー光線が照射される。
このレーザー光線の照射を正面で受けた人は、一時的に視覚機能が麻痺して、
目が見えなくなる(あるいは対象がぼんやりとしか見えなくなる)という。
ただし一定時間を経過すれば、麻痺していた視覚機能も回復し、
また目に後遺症は与えないという。
(後遺症もなく安全だからテストさせてくれといっても
 テストの被験者になる勇気のある人は少ないだろう)

米空軍ではこのフェーザーを暴徒鎮圧などへの利用を計画。現在、テストを行っているという。

こういった非殺傷兵器は米司法省なども支援を行って開発が進められいるようだ。
日本などでも警官が職務中に被疑者を射殺するといった事が起こるようになってきているが、
仮にこういった武器が利用できるようになれば被疑者を射殺するといった事態には
陥らずにすむことができるからだ。人道的な兵器ということになるのだろうか?

フェーザーを構えているジェームズ・ボンド風の人物は
ドリュー・ゴットラー米空軍大尉(空軍研究所所属の研究開発グループの一員)
                      【テクノバーン】(2006/8/17 14:26)

フェーザーってやっぱり、スタートレックからですかね?
デザインが良いし、殺傷能力が無いってところもグッド!