【リマ8日時事】太平洋上の絶海の孤島、チリ領イースター。 世界7不思議の一つ、巨石人像モアイで知られるが、 部族間抗争で引き倒されたりした結果、島に900近く点在するモアイのうち、立っているのは300程度。 倒れたモアイを得意の技術で立ち上げようと、建設機械メーカー「タダノ」(高松市)が8日、 同社製60トンつりクレーン車(約6000万円)を寄贈した。 同社がモアイ修復を始めたのは、1988年テレビ番組で同島知事が「クレーンさえあれば起こせるのに」 と語ったのを社員が耳にしたのがきっかけ。 国際修復チーム設立に尽力するとともに、92年に最初のクレーンを寄贈した。 (時事通信) - 4月9日15時0分更新