deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

土に還るオシャレな服の事。

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バッグメーカー「クイーポ」は、服中心の新ブランド「エコマコ」を立ち上げた。
手掛けるのは「エコロジー、ヘルシー、フリー」を軸に活動する長野在住のデザイナー岡正子さん。
天然染料による優しい色彩も心地よいが、波打つ独特の布地が気になる。
「トウモロコシのでんぷん生まれのポリ乳酸繊維を使っているんです」。
つまり、土に埋めれば生分解し自然に戻る繊維だ。

岡さんはこの繊維で服を作ったパイオニア。
自然を汚さないので釣り糸などに使われていたが、
「ゴワゴワして硬い。服に使えるようになるまで試行錯誤が続いた」という。しかも
「熱に弱く約一二〇度で溶けてくる。ウエーブ加工を施すのは、
 アイロンがけが難しいことを考慮したから」と明かす。

「土に戻る服」といえば、数年前にアパレル各社も「生分解スーツ」や竹の繊維のスーツを開発、
現在も少しずつ販売している。しかし消費者の認知度は低く、
「われわれも大声でアピールするほど作っていないのが現状。
 特に紳士服は『機能』から『デザイン』へ、消費者の選ぶポイントが変わってきた」(オンワード広報)と浸透には時間がかかりそうだ。

しかし、岡さんは「二十世紀は石油生まれの繊維が、
そして二十一世紀は植物生まれの繊維が注目される」と予想する。
竹やトウモロコシの次には「大豆が面白い」という。

土が育んだもので作り、いずれは土に戻す。
原点を見つめた企業とデザイナーの取り組みは、まだ始まったばかりだ。
                                                              2004/02/07 (産経新聞朝刊)


はい、おしゃれとは無縁の生活をしている私ですが、
上記ような土に還る繊維&衣服がもっと大量に生産されて、
気軽にコムサGAPユニクロで買えればなぁ。と思います。。