deahiro’s blog

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風力発電力購入を制限の事。

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中電が風力発電力購入を制限「電力の質に悪影響」
                  日本海新聞 12/9より 
 鳥取県内でも急ピッチで増え続けてきた風力発電施設だが、
来年度からは逆風が吹くことになりそうだ。
予想外の急増に、電力の買い主である中国電力が既存電力の質に対する影響を懸念。
本年度の購入は八月で中断し、来年度からは購入を大幅に制限して、
影響を調査する方針を打ち出したからだ。
風力発電力の使途は電力会社に売却する以外になく、新設ブームは急速に収束する気配だ。

 中電によると、風力発電は風の強弱で電力供給量が変化するため、
風力発電力があまりに増え過ぎると、
周波数が不安定になるなど電力の質に影響が出る懸念があるという。
制限対象は風力発電のみで、すでに契約している施設からの買い取りは継続する。

 中電に対する風力発電力の売電申し込みは、
〇二年度までの累計で一・一万キロワット(電力量ベース換算)に過ぎなかったが、
〇三年度に特別措置法が施行されると、〇四年度は新たに五・六万キロワットが追加され、
本年度は買い取りを中断する八月までで二四・三万キロワット(十一件)にも達した。

 今後について、中電は〇六、〇七年度の新規申し込みを五万キロワットに制限し、
既存電力に対する影響を検証した上で、〇八年度の受け入れ量を明らかにする方針だ。
「可能であれば追加募集」との考えで、どの程度受け入れるかは未知数。

 鳥取県内でも、日本海から吹き付ける強風を利用した風力発電施設の建設がピークを迎えている。
今年に入り北栄町で九基、鳥取市で三基が相次いで稼働、
十二月中には大山町で民間による六基が完成する予定で、
施設数は昨年までの二基から一気に二十基に増える。

 中電鳥取支社広報担当の清水茂マネジャーは
「これまでは、風力発電力を高圧電線につなげて電力の質を維持してきたが、
 このまま増加すれば、パソコンなど精密機器への影響も懸念される」と説明する。

 県では〇三年に自然エネルギープロジェクトチームを発足させ、
四年間で三万キロワットを目標に自然エネルギーの開発を推進してきた。
このうち二万五千キロワットを風力発電で賄う予定だったが、
年内にも二万七千六百キロワットに到達する見込み。これは、一万世帯分の年間消費電力に相当する。

 一方、財政難や採算面などから、自治体の風力発電導入は鎮静化しており、
現在、県内では琴浦町内の二カ所で民間企業による風況調査が進められているだけ。
今回の方針により、県内の「風力発電離れ」は一層、加速が進みそうだ。


結構、心配していた風力発電の電力購入の問題が表面化してきましたね。。。
単純に風力発電所をポコポコ建てるだけでは上手くいんないんですね。。
建てないよりは、建てた方が良いのですが、
生み出した電気を、お金に換える事ができないのであれば、
建てない方がマシなどという結論に役所の方々は簡単に至りそうで怖い。。。

画像は、
風力発電所の完成を祝い、5号機の下でテープカットする関係者だそうが、祝っている場合か?
もう少し今後の対応策を考えた方が。。。 
このブログでも色々と風力発電の事は書いています。。。期待しているんだけどなぁ~。

太陽光、風力発電… 新エネルギー普及遠く の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/18037202.html