毛髪の金属元素濃度でがん発見 兵庫などで実用化研究 2005年 9月29日 (木) 07:05 毛髪中のカルシウムなど金属元素の濃度が、 乳がんや肝臓がんの患者で異常な値になっていることが、 兵庫県立先端科学技術支援センターや京都薬科大、千葉大などの研究で示された。 今後、数千人規模で他の病気との関連も調べて、髪の毛を使った簡易検査法の確立を目指すという。 同センターなどのチームは毛髪に含まれる金属元素の濃度と、 病気との間に関係があるかどうかを調べた。特殊な光で微量な元素を分析できる 大型放射光施設「スプリング8」で測定した。 毛髪は1カ月で平均1センチ伸びるため、12センチほどあれば、1年分の変化を分析できる。 乳がん患者17人では、がん発見より8~12カ月前からカルシウムの濃度が、 通常の5~10倍も高い値を示し、その後はゆっくり正常値に近づいていた。 カルシウムの代謝が乱れることが原因らしい。 肝臓がん患者11人ではカリウム濃度が、健康な人に比べ10分の1以下だった。 健康な人で見つからない、食物からのゲルマニウムも検出された。 今後、検査法を充実させるための会社を立ち上げ、 アルツハイマー病、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、糖尿病などと、 毛髪中の元素濃度との関係も調べる予定だ。千川純一・同センター所長は 「この手法で異常が見つかった人が詳しい検査を受けるようにすれば、 毛髪をさまざまな病気を見つける手がかりにできる可能性がある」と話す。
近い将来、人間ドックをせずとも、
髪の毛1本で健康状態をチェックしてくれる機械とかができてきそうですね。。。
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でも、その機械が発明されるまで、
最低でも12センチ長さの髪の毛が生えてなければ、診断できないですね~。
最低でも12センチ長さの髪の毛が生えてなければ、診断できないですね~。
まぁ出合は余裕ですけどね~。