deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『第13次銀河中央方面遠征軍団長』の事。




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第13次銀河中央方面遠征軍旗艦『タカミナ』。
大小様々な艦艇350隻を引き連れ、
銀河中央部という深々宙域を20年もの長期に渡り、
前宇宙生命体の残したスペース・ロイコサイト(宇宙白血球群)
の目を掻い潜り、探査し続けたその功績は筆舌に尽くせない。

当時、月面に存在していた
太陽系統治用ハイパーコンピューター『タイシ・ショウトク』は、
第12次までの遠征が全て失敗に終わっている結果を踏まえ、
第13次遠征軍の人選に付いては、ヤケクソともいえる暴挙にで、
文字通り無理やり、人類協議会の評決を得た。



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第13次銀河中央方面遠征軍団長兼『タカミナ』艦長は、
リナ・カワエー大将(26歳)。
この人物こそが、『タイシ・ショウトク』の切り札だった。

この、カワエー大将の最大の特徴は、

『そんなに出来る様には見えない。』
(実際、そんなに出来ない。)

この一点に尽きる。

事実、「機転対応力」「対知的物体意志伝達力」
「偶発的危機回避能力」「集団統率力」「各戦闘シミュレーション」
「携帯武器熟練度」「戦闘機体操作度「個人格闘・運動能力」etc.
全ての評価が70点そこそこであったのだ。 



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つまり、

『自分が、しっかりしないとヤバイ』

と遠征軍全員に意識させる事に成功し、
言われた命令を、ただ漠然とこなすというのではなく、
その命令の意味、目的、効果を絶えず意識し、
末端の一兵に至るまで、遠征軍を『考えて行動する組織』にした事が
成功の要因と、後世の歴史学者達は唱えている。


もっとも、
リナ・カワエー大将の『ここ一番の運の良さ度』は、
測定不能という結果を叩き出しているのだが。







↓「タカミナ」に付いてはコチラも。
『キミが、うちのチームに配属された新人君?』の事。