ソニー生まれのロボット犬AIBO(アイボ)の「葬式」が、
千葉県いすみ市大野の光福寺で行われている。
AIBOを修理している技術者らが所有者の思いを受けとめる形で
1月と5月に実施。
大井文彦住職は「これからも供養を続けたい」と話している。
AIBOは1999年から2006年まで販売された。
すでに14年3月にソニーは修理受け付けをやめているが、
元ソニーの技術者らが作った「ア・ファン」が修理をしている。
同社は愛着のあるオーディオ機器などの修理を引き受けようと
11年7月に創立された。
乗松伸幸社長によると、2年ほど前に、
「介護施設に入るにあたり、どうしてもAIBOを直して持っていきたい」
とお年寄りから修理を依頼されたのが、AIBO修理の始まり。
ソニーから修理を断られたものだったが、
3カ月以上かけて修理することができた。
『ものにも心がある』。