軽くて丈夫な炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の共同開発に
名古屋工業大と取り組むことになった。
12日、名工大内に研究施設が新設された。
最新の航空機は、機体の約半分にCFRPが使われている。
自動車メーカーも注目しているが、加工が難しく、
価格も高いため普及していない。
ラ社がCFRPを車体の素材に採用した「アヴェンタドール」の価格は
4千万円以上だ。
ラ社は、米国ワシントン州に
研究施設「先進複合材構造研究所(ACSL)」を設けて、
短い炭素繊維を樹脂に混ぜて成型する技術を実用化している。
今回の共同開発では、名工大が持つ、
CFRPを0・1ミリ以下に加工する世界有数の技術を
車づくりなどに生かしたい考えだ。
名古屋市内で会見し、
「名古屋は産業の集積地で、われわれの技術とベストマッチする。
航空機や電子業界ともイノベーションを起こしたい」と話した。
名工大は、CFRPの将来の需要を見越して、加工技術の研究を続けてきた。
高橋実学長は「自動車関係の部材から幅広い分野への応用も期待される。
ラ社の米国やイタリアの研究拠点で学生を学ばせ、
グローバルな人材の育成にも役立てたい」と話した。
国内では、
トヨタ自動車がレクサスブランドのスポーツカー「LFA」(約3750万円)に
CFRPを採用している。
いや~。
これからは、炭素繊維強化プラスチックの時代?