太陽光発電は天気が悪い日と夜は電気を作れない。
蓄電池があれば、ためた電気を後で使えるが、
容量の大きいものは100万円以上するため一般家庭への普及には壁がある。
ならば、自家用車を蓄電池代わりに利用してはどうだろう。
「トステム住宅研究所」で省エネ住宅の開発を手掛ける研究員・野口浩行さんは2月、
東京工業大からの共同研究の提案に思わずひざを打った。
「電気自動車と住宅を結びつける画期的アイデア。ぜひ実現させようと思いました」
電気自動車は来年から大手自動車メーカーが一般向け販売に乗り出す。
野口さんらは共同研究の誘いに応じ、
同社初の太陽光発電付き省エネ住宅の開発計画に急遽、電気自動車を組み入れた。
住宅の太陽光パネルで作った電気を車の動力に回すため、
車庫に充電用の200ボルトコンセントを追加した。
車を使わない時は車にためた電気を家庭に「還流」させるが、
そのために「変換器」が必要で、年明けから新たな実験を行う。
住宅の見栄えより発電効率を優先させようと、パネルを置く屋根の傾斜も変えた。
このほか、冷暖房の使用を減らそうと、
窓の位置などを工夫して冬場の日光を最大限活用、2階バルコニーの緑化で夏の日差しを防いでいる。
5月に完成したモデル住宅は、
4人家族が電気自動車を使って暮らした場合の年間CO2排出量が2312キロ・グラム。
オール電化住宅でガソリン車を使った場合の2割程度だ。
省エネ住宅の販売は来春からだが、車を蓄電池にするタイプは数年先の販売を目指す。
価格などもまだ決まっていないが、
野口さんは「環境に優しい暮らしの理想が形になりつつある」と、実現に手応えを感じている。
読売新聞 2008年11月24日
蓄電池があれば、ためた電気を後で使えるが、
容量の大きいものは100万円以上するため一般家庭への普及には壁がある。
ならば、自家用車を蓄電池代わりに利用してはどうだろう。
「トステム住宅研究所」で省エネ住宅の開発を手掛ける研究員・野口浩行さんは2月、
東京工業大からの共同研究の提案に思わずひざを打った。
「電気自動車と住宅を結びつける画期的アイデア。ぜひ実現させようと思いました」
電気自動車は来年から大手自動車メーカーが一般向け販売に乗り出す。
野口さんらは共同研究の誘いに応じ、
同社初の太陽光発電付き省エネ住宅の開発計画に急遽、電気自動車を組み入れた。
住宅の太陽光パネルで作った電気を車の動力に回すため、
車庫に充電用の200ボルトコンセントを追加した。
車を使わない時は車にためた電気を家庭に「還流」させるが、
そのために「変換器」が必要で、年明けから新たな実験を行う。
住宅の見栄えより発電効率を優先させようと、パネルを置く屋根の傾斜も変えた。
このほか、冷暖房の使用を減らそうと、
窓の位置などを工夫して冬場の日光を最大限活用、2階バルコニーの緑化で夏の日差しを防いでいる。
5月に完成したモデル住宅は、
4人家族が電気自動車を使って暮らした場合の年間CO2排出量が2312キロ・グラム。
オール電化住宅でガソリン車を使った場合の2割程度だ。
省エネ住宅の販売は来春からだが、車を蓄電池にするタイプは数年先の販売を目指す。
価格などもまだ決まっていないが、
野口さんは「環境に優しい暮らしの理想が形になりつつある」と、実現に手応えを感じている。
読売新聞 2008年11月24日
いずれにせよ、こんな住宅が早く普及すれば、
エネルギー問題やCO2問題の解決策の一つになるかも。
エネルギー問題やCO2問題の解決策の一つになるかも。