deahiro’s blog

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カミナリ竜は木を丸呑みして巨大化したの事。

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地球の歴史上最大の陸生生物は竜脚類と呼ばれる恐竜たちだが、
彼らがそこまで巨大化して進化的に成功したのは、エサを噛まずにのみ込んでいたからかもしれない

竜脚類(カミナリ竜)はブラキオサウルスやディプロドクスなどに代表され、
白亜紀後期の6500万年前まで1億4000万年以上もの間、巨大な姿で存在していた。
体高は7メートル、体重は最大80トンにも及んだと考えられている。
80トンといえばアフリカゾウの10倍に相当するほどの重さだ。
あまりに巨大なために、ティラノサウルスなどの大型の肉食恐竜も、
捕食しようとしなかったことが繁栄につながったと考えられているが、
それほどの巨体をどのように保っていられたのかは明らかになっていなかった。

だが、新しく発表された研究でその手掛かりが示唆された。
竜脚類には歯がほとんどなく、エサとなる植物をそのままのみ込んでいた可能性があるというのだ
それも1回に1本の低木を丸ごとのみ込むような勢いだったらしい。
その調子で短期間に広大な領域を移動しながら、膨大な量の植物を消費していたという。

「高い木まで届く長い首や、巨大な消化器官も、こうした摂食行動のために必要だったのだろう」
と、この研究の共同執筆者でドイツにあるボン大学の古生物学者マルティン・ザンダー氏は語る。

「あれほど長い首に進化できたのはエサを歯で噛んでいなかったからだろう。
 歯がたくさん生えていれば頭部が重くなるので長い首で支えることは不可能だ」。

また捕食動物よりも大型化するには大量にエサを取るだけでなく、
迅速に成長する必要もあると専門家は指摘する。
小さな体のうちに食べられてしまわずに、短期間で大きくなっていたと考えられるからだ。
実際、竜脚類の骨には、彼らが急激に成長していた跡が認められたという。
誕生時の体重は10キロ程度とみられているが、
それが20~30年の間に100トン程度まで成長していたようだ。
これは当時の恐竜の中でも急速な成長速度といえる。

「ここから竜脚類は変温動物より代謝の速い恒温動物だったに違いないという結論に達した」
ボン大学のザンダー氏は続ける。
竜脚類はほかの恐竜と同様にたくさんの卵を産むので、
同氏は「一度にたくさんの子孫を増やすことで大災害の後にもすぐに数を回復できたのだろう」
と推測している。

現存する大型の陸生生物であるゾウなどの哺乳類は、
竜脚類よりもはるかに少ない子孫しか残さないため、
災害発生時には絶滅する可能性が高くなる。
加えてエサを噛み砕く必要もあるので、
恒温動物でありながら竜脚類ほど大型化できなかったとみられる。

一方、ワニのような爬虫類は多数の卵を産む形態のまま進化したが、
変温動物であるために成長速度が遅く、巨大化できなかったと考えられるという。

Kate Ravilious for National Geographic News  10月14日(火) 20時36分配信
    

いや~。肉食恐竜が襲う気になれないくらい巨大化していったんですね~。
しかし過去の地球には、それらの巨大な草食恐竜が食べきれないくらいの植物が生えていたんですね~。
そんでもってやはり恐竜って恒温動物だったんですかね~?



新種恐竜の想像図の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/13944382.html