deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

「沼田式雪山センター」の事。

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空知管内沼田町は十日、五千トンの雪を屋外に集めて、
冷房やシイタケ栽培ハウスの温度調節用に供給する「沼田式雪山センター」の造成を完了した。
早ければ今月下旬から町内の公共施設などに搬入する。

雪冷熱エネルギーを研究する室蘭工大の媚山政良教授によると、
実験段階を脱した実用的な大規模システムとしては国内初という。

町中心部から約二キロ離れた町内北竜に縦五十メートル、横五十三メートル、
高さ七メートルの巨大な雪山を重機で固め、保冷のために木の皮を砕いて
約十五センチの厚さに敷きつめ、ビニールシートをかぶせた。

雪山造成の総事業費は五千万円。
町の担当者は「秋までは雪山が持つ」と話す。

保存した雪は貯雪槽のある町内の生涯学習総合センターや、
養護老人ホーム、民家など九施設に一トンあたり千円(輸送費別)で供給。
年間千七百トンの売り上げを見込んでいる。

冷たい雪解け水を建物内に循環させて空気を冷やし、
冷房やシイタケハウス内の温度調節、農作物の低温保存に使われる。
町は「他自治体、団体から依頼があればイベント用などにも雪を供給する」としている。

雪山センターは沼田工業団地に隣接。
同団地は八区画中、一区画しか利用されておらず、
町は「雪冷熱を利用したいと考えている企業を呼び込む切り札になる」(町地域開発課)
と期待している。

媚山教授は
「雪冷熱を使えば、電気の使用量はエアコンを使用する場合の十分の一に抑えられる。
 環境への貢献度も高い」と話している。

画像:5000トン分の雪を積み上げた「雪山センター」。
   秋まで雪冷房や農作物保存用の雪を供給する

                 北海道新聞 08/04/11 08:04

いや~。解けてなくなるモノを有効利用するとは素晴らしいですよね~。
積雪量の多い地域に、この様な建物をたくさん建てればイイのでは?
税金で、あまり意味のない建物ばっかり建ててないで…。


↓こちらの記事も是非一読して下さい。
「道産氷」で首都冷やせ 実証実験始まるの事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/39088655.html

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http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1490413.html