deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

バイクツリーの事。

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このBike Tree、まさに「自転車の木」と呼べそうなツリー型駐輪機です。
自転車を縦に収納することで投影面積を減らしています。

フックに前輪を引っ掛けると、木の幹に沿って上の方へ自転車を引き上げてくれます。
傘のような部分に収納されますので邪魔にならず、雨にも濡れず、街の景観も損ないません
盗難にも強く、なんと言っても立体的に土地が利用できて設置スペースが小さいのが利点です。

動力はソーラーパネルで発電され、鍵にはスマートカード技術が導入されています。
防犯カメラもついており、街全体の駐輪システムと無線ネットワークを通じて接続します。
誰でも使いやすく、カサの部分には広告を入れることも出来ます。
もちろん係員も不要で365日24時間稼動出来、屋内にも設置可能です。

こうした駐輪機で土地を立体的に使えば、駐輪場の土地問題も、
ある程度解決できるかも知れません。
一台毎の設置面積は小さいので、それこそ街路樹や電柱、
街路灯などが使う歩道の一部でも設置できるでしょう。
また、街中に分散して駐輪機を設置することで、利用者の集中を避けつつ、利便性も増します。

このバイクツリーが街中のあちこちに立っていれば、遠い駐輪場まで行かなくても、
用事のある店の最寄のツリーに停められて便利です。
何しろ一台ごとは小さい面積ですから、
ちょっとした公共のスペースの今まで使えなかった部分、
余った部分を上手く活用する道が開けそうです。

初期投資はある程度必要になりますが、自治体によっては億単位の費用を必要とする、
毎年の違法駐輪対策費用を考えれば、ペイできる可能性があります。
なにしろ土地の買収でなく、公共のスペースの有効利用ですので、
土地代は大幅に低減できるはずです。むろんカサの広告収入を期待する手もあります。

日本の技術力をもってすれば、このバイクツリーの幹の部分をもっと細くすることも出来そうです
本当の街路樹の幹を巻くような形で設置するのも難しくはないでしょう。
街路樹の枝葉の中にカサを収納できれば、更に景観を損なうことがありません。

場所によっては、ツリー型である必要もありません。
この円筒形を展開すれば平面型にも出来そうです。
ガードレールの上とか遮音壁に沿って、あるいはビルの壁面などに設置する形も考えられそうです
イメージ的には、ビルの1階と2階の間の「ひさし」か屋根や看板の中に
収納する感じになるでしょうか。

もちろん利用は無料にすべきです。
一回当たりは僅かな額だとしても、自転車に乗って、
あちこちの店に寄るたびに駐輪代を払っていればバカになりません。
例えてみれば、あちこちの傘たてを利用するたびに料金を取るようなものです。
長時間一箇所に駐輪する人ばかりとは限らないのです。

利用は無料だけど、最寄のバイクツリーへの駐輪は義務付ける。
そして、誰でも当たり前のようにバイクツリーを使うようになっていけば、
放置自転車の解消も夢ではないかも知れません。
電話ボックスも減っていますし、電柱の地中化などが進めば、
意外にスペースもあるのではないでしょうか。

もし、そんな都市が日本各地に実現していったら、もう誰も
「自転車をとめる」とは言わなくなるのでしょう。
「自転車は吊るす」が常識になるかも知れません(笑)。
駐輪機ならぬ、吊輪(ちょうりん)機が当たり前の世の中、
出来るものなら見てみたいものです。

               2007・02・12 サイクルロード~自転車という道

いや~。バイクツリーですか~。
なかなかの名案ですね~。説得力もあります。
やはり自転車道の整備や、駐輪場の確保がされていないと、
自転車の利用者も増えませんものね。。

↓自転車の自動貸出機 Bikedispenser の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/50466604.html

↓パリの自転車レンタル事業大はやりの事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/51699763.html

↓夢から覚めた現実的未来都市の事。←自転車による未来社会の紹介
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/37406231.html

当ブログ【未来自転車】 自転車の可能性を提案します!
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/folder/1302654.html