電気自動車はバッテリーに蓄えた電気でモーターを回して走る。 ガソリンをエンジン内で燃やして走る一般的な車と違い、排ガスを出さないのでクリーンだ。 エネルギー効率がよいとか、騒音や振動が小さいといった魅力もあって、 複数の大手自動車メーカーが10年ごろをめどに小型車を市場投入する構想を持っている。 似たような開発ブームは過去に2回あった。 米国の排ガス規制の強化を受けた70年代には鉛蓄電池が使われた。 90年代には、より高性能のニッケル水素電池が採用され、 大手メーカーが相次いで販売に踏み切った。 しかし性能や価格でガソリン車に対抗できず、大部分が21世紀を待たずに撤退した。 06年度末の時点で公道を走行できる市販された電気自動車は、国内に500台ほどと推定される。 新車が増えないため、廃車される分だけ減っている。 1人乗りの四輪車を入れても約2600台。 充電に時間がかかる、電気を補充せずに走行できる距離が短い、 価格が割高といったマイナスイメージが広まってしまい、「特別な車」という印象がいなめない。 今回は「三度目の正直」になるのか。 「懐疑的な見方もあるが、地球温暖化の問題があるのでもう後に引き下がれない」 と電動車両普及センターの桝田剛司さん。 期待されているのは、パソコンや携帯電話などに広く使われ、 性能が飛躍的にあがっているリチウムイオン電池だ。 すでにガソリンと電気を併用するハイブリッド車は人気が定着している。 バッテリーの容量を大きくし、家庭用コンセントから充電できるようにした プラグインハイブリッド車も開発が進む。 電気で動く車が増えればバッテリーの技術革新が加速し、 電気自動車が「ふつうの車」になるかもしれない。 歴史的にみると変速機がいらず構造がシンプルなため、発明はエンジン車より早かった。 戦後間もない49年のガソリン不足時には、 国内生産台数が全保有台数の約3%に達したこともある。(安田朋起) asahi.com 2007/09/30
いや~。そろそろ電気自動車も【普通】になってほしいですよね。
やはり、高性能なバッテリーの低価格・大量生産が鍵なんでしょうね。
でも、そのバッテリーの廃棄が新たな環境問題を生んだりしないですかね~?
やはり、高性能なバッテリーの低価格・大量生産が鍵なんでしょうね。
でも、そのバッテリーの廃棄が新たな環境問題を生んだりしないですかね~?