英ケンブリッジ大学と米マサチューセッツ工科大が共同で開発を進めている 「静穏」ジェット旅客機のコンセプトモデルが6日、公表された。 両大学が共同で開発を進めている静穏ジェット旅客機は「SAX-40」と呼ばれているもので、 通常の航空機の機外の騒音レベルが90デシベル(鉄道のガード下よりも更にうるさいレベル) なのに対して、60デシベル(喫茶店と同じ騒音レベル)前後の静穏性を目指している。 SAX-40の開発を進めているケンブリッジ・マサチューセッツ研究機構によると、 通常の航空機の騒音の発生源は ①ジェットエンジンのファンが高速で回転することによって生じる騒音 ②ジェットエンジンからの噴射による気流が主翼のフラップにぶつかることによる騒音 ③飛行中に機体のエアロダイナミクスによる気流の乱れによって生じる騒音 に集約できるという。 その上で、最大の騒音の発生源となっているジェットエンジンに関しては、 ファンの回転数を落しても高い効率の噴射を得られる専用のエンジンを開発、 また、機体そのものに関してもブレンディッドボディーを採用して飛行中の気流の乱れを 生み出す要素を徹底的に排除して流れるように飛行を行えることを目指すとしている。 また、この機体専用に開発を進めている高効率ジェットエンジンとエアロダイナミクス的に 高度に洗練化された機体の相乗効果により、 1マイルの燃費効率を149乗客数/1UKガロン燃料 (現在最も燃費効率の高い航空機でも1マイルあたりの燃費効率は120前後となる) までに持っていき、トヨタのハイブリッド乗用車「プリウス」と並の燃費効率を目指すともしている。 【テクノバーン】(2006/11/8 14:28)
やっぱ、これからの旅客機の主流はブレンディッド・ボディーだと思います。
機体自身でも揚力を生まないと効率悪いですからね。。
機体自身でも揚力を生まないと効率悪いですからね。。