deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

『カントリーロード/耳をすませば 考察』の事。

 
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カントリー・ロード
この道 故郷へつづいても
僕は 行かないさ
行けない カントリー・ロード

カントリー・ロード
明日は いつもの僕さ
帰りたい 帰れない
さよなら カントリー・ロード
 
 
 
 
 
 
●『カントリーロード』という曲の歌詞に付いて
  質問です。
   どうして故郷へ帰れないのか、
   分かる方いらっしゃいませんか?
 
 
 
 
 
本家英語版歌詞の意味から考えると、「帰れない」という訳詞は誤りです。
しかし、歌詞の意味よりも、「望郷の念」というテーマを尊重し、
月島雫は、中学生の自分達が歌うのにふさわしい若々しい歌詞を創作しました。
 
本家英語版のカントリーロードの歌詞の主人公は、何歳か明言されていませんが、若さあふれる年齢ではないでしょう。
 
本家が、「旅の終わりを描いた癒しの歌詞」だとすれば、
「旅の始まりを描いた励ましの歌詞」と取れます。
 
つまり、故郷を離れて間もない若者が多くの壁にぶつかり、
ホームシックな気持ちになったとしても、
自分の成長のためには、まだ戻るわけには行かない、
帰りたいけれど、帰るわけには行かない
と言っている歌詞なのです。
 
この歌詞は、進路で悩む雫本人や、パリに旅立つバイオリン職人の卵、
天沢聖司の将来を暗示しています。