deahiro’s blog

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カキいかだヒント、海洋発電の新システムの事。

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海に浮かべたいかだからワイヤのように発電装置を海中に垂らし、
波や海流を利用して発電する、海洋エネルギー発電の新システムを、
広島大大学院の陸田秀実准教授らのグループが考案した。

竹製のいかだにワイヤを垂らすカキいかだから、ヒントを得たといい、
2011年に広島湾で実証実験を実施、5年後の実用化を目指す。

力が加わると電圧が発生する性質を持つ、圧電素子を利用した。
陸田准教授らは昨年3月、
フッ素化合物で作られた圧電素子を0・11ミリまで薄くした「圧電フィルム」を、
柔軟なシリコンとともに層状に重ねて、
発電の効率を従来の数倍から100倍近くまで向上させることに成功。
これを束ねて短冊状の発電装置(縦30センチ、横5センチ、厚さ5ミリ)を作り、
ワイヤのようにつないで、いかだから海中に垂らす。

カキいかだの形にしたのは、波の力を柔軟な構造で受け止められるようにするため。
陸田准教授は、カキいかだの並ぶ、広島湾の風景を眺めている時に、ひらめいたという。

従来の海洋エネルギー発電は波や渦、潮汐など、特定の力を利用していたが、
すべてを発電に利用できるのが特長。
標準的なカキいかだと同じ縦10メートル、横20メートルのいかだ本体に発電装置を張り付け
さらに長さ10メートルのワイヤ状につないだ発電装置を600本下げることで、
一般家庭約10世帯分の消費量に相当する、
年間4万3800キロ・ワット時の発電が可能という。
発電の効率は風力発電と同等、費用は太陽光発電の半分程度と試算されている。

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」の先導研究に選ばれ、
陸田准教授らは実用化に向けて、発電用のいかだの試作を進めている。

陸田准教授は、
発電効率の悪かった海洋エネルギー発電の発展につながる可能性を秘めている。
いずれは太陽光発電などに並ぶほどに普及させたい」と話している。

圧電素子=力が加えられて生じたひずみを電圧に変換したり、
逆に電圧を加えるとひずみが生じたりする「圧電効果」の性質を持ち、
電子ライターの点火装置や、スピーカーなどに使われる。
駅の改札口に圧電素子を敷き詰め、乗客が改札を通過する際に生じる振動で、
電気を起こす実験が行われ、話題となった。

(2010年8月26日18時08分 読売新聞)

いや~。日本人だから閃いた?
圧電素子を、そこらじゅうにぶら下げる?



↓JR東京駅の「発電床」10倍アップ目指し再実験の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/53105068.html


「徒歩発電」で携帯も充電の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/53498805.html

車の振動が電力にの事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/52605981.html

日常動作をバッテリーチャージに の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/51736224.html

高速道路を走る車を利用した発電機の事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/50673563.html