走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代カー、電気自動車(EV)。
大手自動車メーカーが次々と新規参入を図る中、手作りを楽しんでいる人々がいる。
中野立志館高校の機械部も、そのうちの一つだ。
もともとは、ホンダスーパーカブの50ccのエンジンを使ったマシンで
「燃費」を競い合う大会に、年1回、出場していた。
9年前からは、よりエコな、手作りEVのレースに参加するようになった。
代表的なレース「ワールド・エコノ・ムーブ」では、
同じ量のバッテリーを使って、2時間でどれだけ走れるかを競う。
同部は昨年、主要レースの年間成績で決まる同グランプリのジュニアの部(71チーム)で、
初めて総合6位に入賞する健闘をみせた。
5月31日夕、放課後の実習室には、耳をつんざくような音が響いていた。
中では、つなぎ姿の男子生徒らが、鉄の部品を切ったり溶接の練習をしたりしていた。
3年生で部長の作道弘也君は部品に小さな穴を開けていた。
3週間後に迫った大会に向けて、自慢のマシン「デルタ10」の重さを、
今の28キロから1キロ減らすためだ。
車体が軽くなれば、そのぶん「電費」が良くなり、走行距離が伸びる可能性がある。
充電なしで何キロ走れるか。「電費」は、EVが市場に普及するうえでも大きな課題だ。
「まだまだ未開拓な分野に先駆けて取り組んでいるという面白さがある」と作道君。
軽量化だけでなく、空気抵抗を少なくするための設計などにも工夫を凝らす。
作道君の夢は自動車の開発に携わることだ。
その頃には新車の大半がEVだろう。
大好きな日産のフェアレディZを超える、未来形のボディーを持ったEVを市場に送り込みたい―。
そんな将来を思い描き、手を真っ黒にしながら、1年生を中心とした7人の部員を引っ張っている。
2010年6月5日1時8分 asahi.com
大手自動車メーカーが次々と新規参入を図る中、手作りを楽しんでいる人々がいる。
中野立志館高校の機械部も、そのうちの一つだ。
もともとは、ホンダスーパーカブの50ccのエンジンを使ったマシンで
「燃費」を競い合う大会に、年1回、出場していた。
9年前からは、よりエコな、手作りEVのレースに参加するようになった。
代表的なレース「ワールド・エコノ・ムーブ」では、
同じ量のバッテリーを使って、2時間でどれだけ走れるかを競う。
同部は昨年、主要レースの年間成績で決まる同グランプリのジュニアの部(71チーム)で、
初めて総合6位に入賞する健闘をみせた。
5月31日夕、放課後の実習室には、耳をつんざくような音が響いていた。
中では、つなぎ姿の男子生徒らが、鉄の部品を切ったり溶接の練習をしたりしていた。
3年生で部長の作道弘也君は部品に小さな穴を開けていた。
3週間後に迫った大会に向けて、自慢のマシン「デルタ10」の重さを、
今の28キロから1キロ減らすためだ。
車体が軽くなれば、そのぶん「電費」が良くなり、走行距離が伸びる可能性がある。
充電なしで何キロ走れるか。「電費」は、EVが市場に普及するうえでも大きな課題だ。
「まだまだ未開拓な分野に先駆けて取り組んでいるという面白さがある」と作道君。
軽量化だけでなく、空気抵抗を少なくするための設計などにも工夫を凝らす。
作道君の夢は自動車の開発に携わることだ。
その頃には新車の大半がEVだろう。
大好きな日産のフェアレディZを超える、未来形のボディーを持ったEVを市場に送り込みたい―。
そんな将来を思い描き、手を真っ黒にしながら、1年生を中心とした7人の部員を引っ張っている。
2010年6月5日1時8分 asahi.com
いや~。この人達が、将来の技術大国ニッポンをささえるんでしょうね~。