deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

農産物の授粉、ハチにお任せの事。

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農産物の授粉にミツバチを導入する産地が相次いでいる。
もとは果物が中心だったが、最近では野菜やソバにも拡大。
高齢化が進む農家にとっては手作業の負担がなくなり、
農薬を減らす必要があるため「安全・安心」もアピールできる。

近畿のナスの主産地、奈良県広陵町
ビニールハウス内に養蜂家から借りた巣箱が置かれ、多くのミツバチが花の間を飛び交う。

丸広出荷組合(45戸)がミツバチを使い始めたのは03年。
かつては一花ごとに手作業でホルモン剤を吹き付けていたが、
環境に優しい産地づくりと高齢化対策を狙った。
「強い農薬は使えず、ハチはエコ農業の証しになる」と杉本雅照代表(49)は言う。

約3ヘクタールで巣箱は50個程度。1個あたりの利用料は月6千円で、
放っておけばミツバチが働いてくれる。
県によると、別のナス農家にも広がり、

ハウス栽培全体の約半分にあたる計10ヘクタール余りでミツバチが利用されるまでになった。
ナス生産全国一の高知県でも00年に始まり、ハウス全体の6割を占める。

自然にいる昆虫に授粉を委ねてきたブルーベリーの畑でも、ミツバチを放すようになった。
えひめブルーベリー出荷組合(愛媛県)の石井巌理事長(68)は
「自然に任せるより着果が確実になる」と話す。
03年に石井さんが30アールで始めたところ収穫がよく、
他の農家にも広がって作付面積は9ヘクタールに増えた。

「信州そば」で知られる長野県。茅野市の穴山地区営農組合は00年から巣箱約20個を畑に置く
環境の変化で昆虫が減り、自然任せにできなくなったための対策だったが、
10アール当たり60キロだった収穫量が100キロに増える効果があった。

農林水産省によると、授粉用ミツバチの実態は調査がなく不明だが、
巣箱は十数万個(1個当たり数千~数万匹)と推定されている。
養蜂家からミツバチを集めて各地の農家に売る専門業者もいて、
その一社はこの5年間で1割ほど扱いが増えたという。
一方で、養蜂に必要な自然の花が開発などで減り、農家の需要に応えられない事態も起き始めている

玉川大ミツバチ科学研究センターの中村純教授は
「農家の担い手不足を考えると、ミツバチが農業を支える傾向はさらに強まるだろう。
 農産物の安定生産のためには、ミツバチを取り巻く環境の改善も必要だ」と訴える。

                    asahi.com 2008年06月06日23時35分

いや~。今までミツバチに受粉をさせていなかったのが不思議です。
農家の人も楽になって、蜂蜜も採れるし、環境にも良いとイイことずくめですね。

銀座の真ん中で蜂蜜を作るの事。
http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/51466419.html