堀など身近な水中に生息している緩歩動物「クマムシ」は、 7万5000気圧という超高圧を加えた後も生き残ることを確かめたと、 岡山大の小野文久教授(物理学)と三枝誠行准教授(生物学)らが24日、発表した。 クマムシは体長1ミリ以下で、8本の足があり、 マイナス250度以下の極低温や乾燥、放射線などの環境条件に耐える。 今回の圧力は地球内部の上部マントルで地下180キロ付近の圧力に相当し、 非常に強い生命力をあらためて裏付けた。 小野教授らによると、クマムシは乾燥すると体内の水分がほとんどなくなり、休止状態になる。 この状態のクマムシ20匹に7万5000気圧をかけて実験。 6時間後に水に戻すとすべて生存、12時間後では5匹が生き残った。 13時間までは生存の可能性があるという。 通常、動物の細胞は3000気圧以上で死滅するとされる。 画像:7万5000気圧という超高圧を加えた後も生き残ることが確かめられた緩歩動物のクマムシ (岡山大学の小野文久教授提供) 北海道新聞 07/07/24 20:26
いや~。クマムシって何でこんなスゴイ力があるんでしょうかね~?