deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

ゴミを燃やす熱で走る車の事。もしくはゼーベック効果。

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大阪府泉佐野市の府立佐野工科高校の生徒たちが、
ゴミを燃やした熱を使って走るエコカー(全長1.7メートル、重量37キロ)を開発し、
「エネルギー利用技術作品コンテスト」で最優秀賞を受賞した。
開発にあたった生徒たちは
「不要なものを処分でき、それがエネルギーに変身するという一石二鳥の車。
 改良すれば実用化も夢ではない」と話している。

製作したのは、3年の重里春希さん、森本憲さんら4人。
モーターを動かすために、物体の温度差によって発電する「ゼーベック効果」に着目。
ゴミを燃焼させるとともに、上部の冷却装置で冷やして温度差を発生させる手作りの発電炉を
座席後ろに取り付けた。約7ワットの発電能力があるという。

アルミ廃材のボディーに、自転車用タイヤを取り付けたエコカーの最高時速は4キロ前後。
人が歩くのとほぼ同じ速さを出せる。ゴミを燃やす煙で少々煙たいのが難点だが、
「日本産業技術教育学会」が主催する「エネルギー利用技術作品コンテスト」で、
発想のユニークさが評価され、最優秀賞の「文部科学大臣奨励賞」を受賞した。

指導にあたった山田啓次教諭は
「温度差を作り続ければ半永久的に使える優れたシステム。改良を重ねれば、実用化も夢ではない」
と話す。

同校ではこれまでにも、木製ソーラーカーや、廃油を再利用したバイオディーゼル燃料を作るなど、
環境に配慮した研究に取り組んできた。

エコカーの開発にたずさわったことで、環境問題に関心を持ち、
卒業後はリサイクル会社に勤める予定の重里さんは
「日本一はうれしい。日本が直面しているエネルギー問題の解決に役立ってくれれば」と話していた。

審査委員長で京都教育大教育学部産業技術科学科の安東茂樹教授は
「ゼーベック効果を車に利用する発想自体が珍しい。
 人を乗せた状態で動かせるまでに工夫したことは驚き」と話している。

                         Sankei Web (11/18 15:43)

いや~。凄い高校ですね~。全く知りませんでした~。生徒さん達も素晴らしいです。
で、ゼーベック効果って何? 出合も勉強が足りません~泣。