deahiro’s blog

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太陽光、風力発電… 新エネルギー普及遠く の事。

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太陽光、風力発電… 新エネルギー普及遠く
■自然の力利用
 新エネルギーは、太陽光、風力、生ゴミなどの発酵の際に出るガスを燃料にするバイオマスなど、
自然の力や廃棄物などを有効利用するエネルギーだ。

 温室効果ガス排出削減を決めた京都議定書が2月に発効し、
国は一次エネルギーに占める割合を2002年度の1・3%(原油換算で764万キロ・リットル)
から、2010年度までに3%(同1910万キロ・リットル)に引き上げる計画だ。

 新エネルギーの中で、一般家庭への普及が最も進んでいるのが太陽光発電だ。
1994年に設置された太陽電池は0・7万キロ・ワットだったのが、
2004年には40倍近い27万キロ・ワットに急増、
累積設置量は113万キロ・ワットと、日本は世界最大の太陽光発電国となった。

 ■補助金
 普及を後押ししたのが、国が1994年に導入した住宅用の設置補助制度だ。
当時、太陽電池を導入するには1キロ・ワットあたり200万円。
一般家庭で標準的な3~4キロ・ワットでは600~800万円と高価だったが、国が半額を補助した。

 その後、メーカーのコスト削減で価格が3分の1程度にまで値下がりしたこともあり、
補助金の支給額は段階的に縮小され、今年度を最後に住宅用の補助制度は廃止される。

 ただ、国は2010年度に太陽光発電を482万キロ・ワットまで増やす目標を掲げており、
達成に向けて、今後は、学校や病院などの業務用を対象にした補助制度を拡大する方針だ。

 ■技術革新がカギ
 普及が補助金頼みになるのは発電コストが高いためだ。
太陽光発電の1キロ・ワット時あたりの発電コストは46~66円(電気事業連合会調べ)で、
電力各社の電気料金の2~3倍だ。

 「太陽電池が現在の半額程度になれば、発電コストは電気料金並みの1キロ・ワット時あたり
23円になる」(経産省)というが、それには一層の技術革新が必要になる。
住宅向けの普及をさらに進めるには、「狭い敷地の住宅でも発電量を確保できる効率の高い
太陽電池が必要」(住宅メーカー)との指摘もある。
この点で、年産400万キロ・ワットで太陽電池メーカー世界最大手のシャープなど、
国内メーカーの新技術開発とコスト削減がカギを握りそうだ。

 ■曲がり角
 太陽光発電と並んで順調に拡大してきた風力発電も、壁に突き当たっている。
風力発電は、電力会社が発電事業者から電力を買い取る仕組みだが、
電力各社のうち、北海道、東北、四国、九州の4社が新規受け入れを制限すると表明した。
電気は東日本で50ヘルツ、西日本で60ヘルツの周波数で流れているが、
風力発電は風の強さで発電量の変動が大きく、周波数を乱す要因になるという理由だ。

 国は、93万キロ・ワット(今年3月末現在)の風力発電累積設置量を
2010年度に300万キロ・ワットに引き上げることを目指しているが、
4社が受け入れ制限に踏み切れば、到達は難しい。

 日本総合研究所飯田哲也主任研究員は「個別電力会社の枠を超えて
周波数の乱れを調整するような仕組みにすれば、まだ余力はあるはず。
そうした抜本的な対策が必要になる」と指摘している。

 廃棄物発電とバイオマス発電も国が普及を急いでいる。
廃棄物発電は1キロ・ワット時あたりの発電コストが9~11円で、
最もコスト競争力があるとされるためだ。ただ、ダイオキシンの排出抑制対策や
焼却灰の減量化などが問題だ。バイオマス発電は生ゴミや木を発酵させた際に出るガスを
燃やすため地球環境にやさしいが、将来は廃材の不足も予想され、
低価格で燃料を確保する仕組み作りが不可欠だ。
                               (2005年9月6日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo218.htm

う~ん、若干古めの記事ですが、出合個人の記録のためにブログに貼っときます。
日本でのクリーンエネルギー普及も正念場というところですか。。。。
このブログでも色々と書かせてもらいましたが、
クリーンエネルギービジネスってまだまだ、問題山積みですね。。。

でも、子供達のために少しでもより良い環境を残してあげようと考えるなら、
これらのエネルギーを普及させていく動きは止めてはいけませんよね。。。
来年のトレンドは、実用的な電気自動車と見ています。。。