都港湾局は今年度から、 カキをはじめ水生の動植物を活用した東京湾の水質浄化実験に取り組む。 28日には、カキを水中につるすカーテンなどの実験施設を都民とともに作るイベントを 「お台場海浜公園」で開き、実験の意義をアピールする。 都環境局によると、東京湾北西部は昨年度、有機性の汚れを示すCOD(化学的酸素要求量)で、 環境基準を達成できたのは調査対象の4水域のうち1水域だけで、 達成した1水域も基準の緩い近海部だった。 東京湾には多摩川や荒川から生活排水や産業廃水が流れ込み、 下水道の整備などで70年代に水質が改善されて以降は浄化が進まず、夏には赤潮も発生してきた。 このため、実験は植物プランクトンなどを食べ、 1個当たり1日に約400リットルの海水をろ過するというカキを中心に 水生の生物・植物を集めて自然浄化能力の再生を目指す。 都は今年度予算に事業費2000万円を計上し、 09年度まで3年間にわたり実験を続けて効果をはかる考えだ。 計画では、同公園の海水面に10メートル四方のいかだを浮かべ、 宮城県産のカキ4万個を水中につるす。 カキの排せつ物を摂取するナマコを放流し、 海底には光合成で酸素を生むアマモなどの植物を植え付け、魚が住み着く環境も作り出す。 28日のイベントは、実験施設作りのほか、 同公園に生息する魚に触れるプールが設けられたり、 カヌーに乗って実験水域を巡る体験活動も企画されている。 開催時間は午前10時~午後4時。 問い合わせは、都港湾局港湾整備部計画課(03・5320・5613)へ。 毎日新聞 07年8月24日朝刊
いや~。カキのろ過能力って凄いんですね~。
一過性のイベントではなく、常設で水質浄化が出来る様にしてほしいですね。
あと大阪湾なんかでも実施して欲しいですね。
下記の記事も、ご覧下さい。
一過性のイベントではなく、常設で水質浄化が出来る様にしてほしいですね。
あと大阪湾なんかでも実施して欲しいですね。
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