全国15自治体の間で繰り広げられてきた次世代スーパーコンピューター(スパコン)の誘致合戦は 28日、神戸市に軍配があがった。開発主体の理化学研究所が同日発表した。 約40億円の土地を無償貸与し、さらに拡張用地も用意するといった 神戸市の大盤振る舞いが功を奏した。大阪や京都など負けた周辺自治体は残念がるが、 「世界一」を目指すプロジェクトが神戸に生まれることで、 関西全体の経済効果への期待も高まっている。 次世代スパコン:地球温暖化に伴う異常気象などの将来予測や、 膨大な種類の化学物質からの新薬候補の絞り込みなど、複雑で大規模な計算に威力を発揮する。 1秒間に1京(1兆の1万倍)回の計算を目指す今回の「次世代スパコン」は、 「京速コンピューター」などの愛称で呼ばれている。 04年まで世界一を誇った海洋研究開発機構(横浜市)のスパコン「地球シミュレータ」の 約250倍の速さだ。 完成後の用途としては、「人体を流れる血液のシミュレーションを毛細血管のレベルで詳細に行う」 「地震がその地域の建築や交通機関に与える被害を分析し、有効な対策を選ぶ」等が挙げられている。 2007年03月29日 asahi.com
いや~。スパコンってチェスや将棋で、名人に勝つ為のコンピューターじゃなかったんですね~。