魚やヘビ、ウナギ型など、多彩な形のロボットがダイビングプールを泳ぎ回るイベント 「水中ロボットコンベンション」が24日、東京都江東区の東京辰巳国際水泳場で開かれた。 陸上と違い、上下方向にも動ける自由さが魅力の水中ロボットを広めようと、 大学や企業などでつくる「水中ロボコン推進会議」(議長=浦環・東京大教授)などが主催。 全国から約40チームが参加した。 披露されたのは、 全身をくねらせて進む東京工業大の水陸両用ヘビ型ロボット(全長1.75メートル)や、 小回りが利き障害物を避けて反転もできる東京理科大のウナギ型ロボット(同86センチ)など。 生き物の効率的な動き方に学んで製作されており、将来的には人間が入り込めない細い水路の調査や、 危険を伴う海難事故の調査などへの活用が期待されている。 高校で唯一参加した東京工業大付属科学技術高(東京都港区)の2年生グループは、 ヒト型のバタ足ロボットで参加。メンバーの松野孝博さん(17)は 「水陸両用の泳げる2足歩行ロボット開発が夢です」と話していた。【山田大輔】 画像は、プールサイドから体をくねらせながら水に入る東工大の水陸両用ヘビ型ロボット。 3月25日10時9分配信 毎日新聞