【リオデジャネイロ=中島慎一郎】 メキシコで、主食「トルティージャ」の価格が過去数か月間で40%以上値上がりし、 家計を直撃された庶民の不満が高まっている。 米国内でバイオ燃料としてトウモロコシの需要が増加していることが原因で、 市場重視型の経済政策を掲げるカルデロン政権への批判も出ている。 トルティージャは、トウモロコシの粉を薄くクレープ状にした伝統的食べ物。 庶民に人気の料理タコスにも使われるが、 価格が1キロ当たり6ペソ(約70円)から10ペソ(約110円)、 場所によっては30ペソ(約330円)までにも値上がりした。 このため、メキシコ市では1月31日、 労働組合や農業団体のメンバーら約7万5000人が政権への抗議デモに参加。 メキシコは1994年の北米自由貿易協定(NAFTA)発効以来、 米国から安価なトウモロコシを輸入してきたが、これが裏目に出た形だ。 2月6日1時39分配信 読売新聞
いや~。だから食べ物を燃料にするのって、やっぱ無理があるのかも…