deahiro’s blog

ネットの場末で、ひっそりと。。

微生物を生きたまま種子にコーティングの事。

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サカタのタネ兵庫県立農林水産技術総合センターは、
微生物を生きたまま種子にコーティングし保存可能にする技術の開発に
世界で初めて成功、特許を申請した。 

この技術は、農林水産省が推進する産官連携による先端技術を活用した
農林水産研究高度化事業として、
農業・生物系特定産業技術研究機構近畿中国四国農業研究センターが
中核となり実施している「内生細菌利用によるレタスビッグべイン病防除技術の開発」
の一環として開発された。

これまで実現不可能とされてきた微生物を生きたまま種子コーテイングし、
保存を可能にするもので、土壌に生息する病原菌の作物への感染をとめる効果のある微生物を直接、
種子にコーテイング加工すれば、農薬に頼ることなく病害防除を図れる。
環境に優しい、安心、安全な農業を実現する病害駆除法として注目される。 

サカタのタネは、二〇〇八年に実用化、本格販売をめざしている。

この技術を応用すれば、レタスだけでなく、トマトの青枯病、
アブラナ科野菜の根こぶ病にも効果があり、
国内だけで年間百八十億円の市場が見込め、世界的にも大きな市場になる、と同社はみている。 
                         2005/11/23(フジサンケイビジネスアイ


画像は、通常のレタスの種子(左)とコーティングした種子です。
農薬を使う事なく、病虫害を防ぐ環境に優しい種子コーティング技術。
種子一つとってもバイオの力で進化していますね。
サカタのタネは、種屋さんじゃなくてバイオ・テクノロジー企業ですね。
(↑ずいぶん前からそうです。)